# 循環器系

　8月も残りわずかとなり、朝晩はだいぶ過ごしやすくなってきた。とはいえ、日中の暑さはまだまだ続いているから、気を抜くことなく「脱水」に注意する必要がある。循環器専門医で東邦大学名誉教授の東丸貴信氏に聞いた。　心筋梗塞や脳卒中の発症は、1月をピークに冬場に最も多く、気温の上昇ととも

「心筋梗塞は冬に起きやすいイメージがあるかもしれませんが、実は夏も危険度は高い。発症率は決して低くありません」　そう警鐘を鳴らすのは、血管や心臓など循環器系のエキスパートである池谷敏郎先生。観測史上最も暑かった昨年を上回る猛暑と予想されている今年の夏、自分の命を守るためには熱中症

　　●過酷な環境浮き彫り　能登半島地震の災害関連死と認定された70人のうち、全体の75％に当たる53人が元日の地震発生から1カ月以内に亡くなったことが5日、石川県への取材で分かった。2016年4月に発生した熊本地震は56％だった。能登半島地震では厳冬期で、かつ停電や断水が続き、過