# 岩田コレクション

奈良県立大の植物標本廃棄問題 県の回答に研究者らあぜん
2024.09.10

奈良県立大の植物標本廃棄問題 県の回答に研究者らあぜん

 奈良県立大が研究者から寄贈を受けて保管していた貴重な植物標本を誤って廃棄した問題で、県は10日、一連の経緯説明と廃棄を陳謝する回答書を、寄贈に関わった奈良植物研究会に手渡した。県は陳謝する一方で「自然史研究・教育を所管する体制がないのに寄贈を受けたことが遠因」として、標本の受け入れ自体に問題

40年かけ集めた植物標本1万点を誤廃棄 希少種も 奈良県立大
2024.07.23

40年かけ集めた植物標本1万点を誤廃棄 希少種も 奈良県立大

 民間の研究者が40年近くをかけて採集し、奈良県内ではもう見られなくなった希少種も含む植物標本約1万点を、県立大(奈良市)が誤って廃棄していたと判明した。2001年6月に県が寄贈を受け、専用ロッカーで保管してきたが、校舎の取り壊しに伴い、23年10月に処分された。22日に記者会見した県立大の屋

奈良県立大、寄贈の植物標本誤廃棄 採集不能・絶滅危惧種も
2024.07.23

奈良県立大、寄贈の植物標本誤廃棄 採集不能・絶滅危惧種も

 奈良植物研究会の会長を務めた岩田重夫さん(1916~88年)が採集し、2001年に県に寄贈された植物標本「岩田コレクション」(約1万点)が、保管先の県立大学(奈良市)によって昨年秋に全て廃棄されていたことが分かった。標本には県の絶滅危惧種や今では採取できない植物も含まれる。22日、同研究会の