# 外来種

「命を無駄にしたくない」ハスを食い荒らすミドリガメを“堆肥”に!ラムサール条約登録湿地『佐潟』復活の秘策 新潟市西区
16時間前

「命を無駄にしたくない」ハスを食い荒らすミドリガメを“堆肥”に!ラムサール条約登録湿地『佐潟』復活の秘策 新潟市西区

ハクチョウの飛来地として知られる新潟市西区の佐潟。1996年には水鳥の生息地として、国際的に重要な湿地を守るラムサール条約に登録されています。そんな佐潟が今、生態系の危機に瀕しています。その大きな原因となっているのは『外来種のカメ』。新潟

かつての風景よみがえったため池で… 今度はヌートリア? ハス守れ、地元が捕獲作戦 兵庫・高砂
2024.07.05

かつての風景よみがえったため池で… 今度はヌートリア? ハス守れ、地元が捕獲作戦 兵庫・高砂

 兵庫県高砂市阿弥陀町のため池に外来種のヌートリアが住み着いている。ため池にはハスが植えられ、冬には毎年、小学生がレンコン掘りをしている。しかし、本来なら青々と茂るはずの葉が今年は激減。地元の水利組合はヌートリアによる食害の可能性を指摘し、わなを仕掛けて捕獲に乗り出した。 このた

セアカゴケグモの移動法ほか、クモの外来種の裏話(奥村賢一/クモ研究者)
2024.06.30

セアカゴケグモの移動法ほか、クモの外来種の裏話(奥村賢一/クモ研究者)

 外来種に関する問題は全ての生物分類群で度々話題になり、特に生態系や農林水産業に影響を与える種や、人への健康被害などを及ぼす種についてはどう対処していくかが問題となっている。近年特に注目されている種として、例えば昆虫類では毒の強いヒアリ、桜や桃の木を食害するクビアカツヤカミキリ、養蜂への影響が

知床五湖で外来種スイレンを除去、作業後に見ることができたのは美しい「逆さ知床連山」
2024.06.28

知床五湖で外来種スイレンを除去、作業後に見ることができたのは美しい「逆さ知床連山」

 知床半島の観光名所「知床五湖」(北海道斜里町)で繁殖している外来種・スイレンの除去作業が26、27の両日、市民ボランティアら計約50人が参加して行われた。作業後は、覆われたスイレンのため観光シーズンの夏に見ることが難しかった一湖の「逆さ知床連山」が、湖面に映し出された。 今回の

「ジャンボタニシ」大量発生、稲の食害が3倍超に 暖冬の影響か
2024.06.23

「ジャンボタニシ」大量発生、稲の食害が3倍超に 暖冬の影響か

 稲を食い荒らす大型の巻き貝「ジャンボタニシ」(スクミリンゴガイ)による被害が各地で相次いでいる。佐賀県は今月5日、平年の約3倍の生息数を確認したなどとして注意報を発表。千葉県では食害を受けた稲が平年の3倍超に上る。なぜ被害が広がっているのか。 ◇半分食べられた田んぼも<

桜食い荒らす「外来カミキリ」分布拡大、名所各地で警戒強化…早期発見で伐採回避へ
2024.06.19

桜食い荒らす「外来カミキリ」分布拡大、名所各地で警戒強化…早期発見で伐採回避へ

 名所の桜を守れ――。桜などを枯死させる外来種の昆虫「クビアカツヤカミキリ」(通称・クビアカ)の被害を受けた木が最も見つけやすい季節となり、大阪城公園(大阪市中央区)など各地の桜の名所で調査が行われている。早期に発見して対策を講じれば伐採せずに済むこともわかり、来春の花見シーズンに向けて、この

タンポポ 固有種の生息状況を全国調査
2024.06.16

タンポポ 固有種の生息状況を全国調査

 春の花としておなじみのタンポポには日本固有の種と海外から来た「外来種」があります。外来種と交配した「雑種」も増えていて、研究者が固有種の生息状況の全国調査を始めました。 日本固有のタンポポは花びらの下の「総苞」が閉じている一方、外来種やその雑種は反り返っていて、見分けることがで

ジャンボタニシが琵琶湖岸・河川で生息拡大…滋賀県が警戒と防除呼びかけ
2024.06.15

ジャンボタニシが琵琶湖岸・河川で生息拡大…滋賀県が警戒と防除呼びかけ

 稲や水草などを食い尽くす滋賀県指定外来種のスクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)が、生息場所を広げていることが県病害虫防除所(近江八幡市)の調べでわかった。2020年に大きな被害が出て以来、防除が進んで被害自体は減っているが、卵塊の分布が県南部の用水路や水田から琵琶湖岸や河川に広がっていることも

特定外来のカミキリムシの脅威 食い荒らされた樹木、驚きの姿とは 奨励金やグッズを配布する自治体も
2024.06.14

特定外来のカミキリムシの脅威 食い荒らされた樹木、驚きの姿とは 奨励金やグッズを配布する自治体も

 夏本番はもうすぐ。昆虫好きな子どもたちにとって、待ちに待ったシーズンが近づいています。この夏、お目当ての昆虫を探すなかで、見たことがない模様の体をしたカミキリムシを見つけたら? それは、日本の桜や梅の木々が脅威にさらされている外来生物・クビアカツヤカミキリかもしれません。 ◇ 

日本古来の「あの植物」が英国で繁殖しすぎて、民家に多大な損害を引き起こしている
2024.06.13

日本古来の「あの植物」が英国で繁殖しすぎて、民家に多大な損害を引き起こしている

2022年夏、旅行先から帰宅した英国のスティーブン・ネビル(73)は、自宅のキッチンの中で「笹」が成長しているのを見つけたと、英紙「デイリー・テレグラフ」が報じた。床上に備え付けていたオーブンの扉から葉っぱが出ていたので、オーブンを取り外すと、なんとその奥に長く伸びた竹があったのだ。<

注意報発令中!カメムシを見分けよう 神戸市、スマホ使った市民参加の生物調査実施 15種対象
2024.06.13

注意報発令中!カメムシを見分けよう 神戸市、スマホ使った市民参加の生物調査実施 15種対象

 カメムシや外来カミキリなど15種の生きものを対象とした市民による生物調査「夏休み生きものクエスト2024~神戸で夏の生きものさがし~」を神戸市が実施している。同市全域をエリアに、スマホアプリを活用して生きものの分布などを調べる取り組みで、集まった結果は後日、ホームページで公表される。調査期間

「奥にもっと良いのが」規制のロープ乗り越えて手に一杯のワラビ 天然記念物の湿原を踏み荒らす山菜採り相次ぐ
2024.06.10

「奥にもっと良いのが」規制のロープ乗り越えて手に一杯のワラビ 天然記念物の湿原を踏み荒らす山菜採り相次ぐ

 国天然記念物に指定されている霧ケ峰の踊場湿原(長野県諏訪市)や八島ケ原湿原(同諏訪市・下諏訪町)でこの季節、山菜採りが相次ぎ、長野県などは採取者による植物の踏み荒らしや外来種の種子などの持ち込みによる植生への影響を懸念している。両湿原一帯は八ケ岳中信高原国定公園の特別保護地区で植物の採取が規

小学生が見たことのない虫を発見、グーグルレンズで調べると…日本にいないはずの危険な吸血カメムシ? 本当の正体は「ヨコヅナサシガメ」刺されると痛い
2024.06.09

小学生が見たことのない虫を発見、グーグルレンズで調べると…日本にいないはずの危険な吸血カメムシ? 本当の正体は「ヨコヅナサシガメ」刺されると痛い

米子市内で、奇妙な虫を小学生が見つけたという情報が視聴者から寄せらました。ネットの画像検索機能を使って調べてみると…なんと日本ではまだ確認されていない危険な吸血昆虫の名前が表示されました。果たしてこの虫の正体とは?光沢のある黒い体に、長い触角と足をもった虫。

日本にも生息する「手のひら大の毒グモ」が米国各地で目撃
2024.06.08

日本にも生息する「手のひら大の毒グモ」が米国各地で目撃

手のひらほどの大きさの毒グモが、今年の夏にニューヨークを含む米国東海岸の都市に出現するかもしれないという話が、CBSニュースなどの大手メディアで報じられている。このクモは、約10年前に米国に上陸したが、米国北東部の都市部では、まだ目撃されていない。約10センチの脚を持つ、黄色と灰

「こんなのいるの?」 傘の持ち手に虫が穴を開けている!? 珍しい光景に生息地域を急速に拡大している「外来種では」の声
2024.06.05

「こんなのいるの?」 傘の持ち手に虫が穴を開けている!? 珍しい光景に生息地域を急速に拡大している「外来種では」の声

 傘の持ち手にハチが穴を開けている……!? そんな珍しい光景をとらえた写真がX(Twitter)に投稿されました。外来種のハチでないかという指摘が寄せられるなど話題になり、記事執筆時点で200万回以上表示され、1万3000いいねを集めています。 さかたさんは、「傘の持ち手がえらく

生態系脅かすビルマニシキヘビを一斉に捕獲…「フロリダ・ニシキヘビ・チャレンジ」の参加資格、賞金は?
2024.06.03

生態系脅かすビルマニシキヘビを一斉に捕獲…「フロリダ・ニシキヘビ・チャレンジ」の参加資格、賞金は?

米フロリダ州が毎年開催している「ニシキヘビ・チャレンジ」の登録が始まった。外来種であるニシキヘビの個体数を抑制するため、人々に協力を呼び掛けるイベントだ。この大会では、プロアマ問わず世界中の人々がフロリダ州の湿地エバーグレーズで混乱を巻き起こしているビルマニシキヘビを捕まえること

知床半島、国立公園指定60年 観光で人気、外来種懸念
2024.06.01

知床半島、国立公園指定60年 観光で人気、外来種懸念

 北海道・知床半島(斜里町、羅臼町)が国立公園に指定されてから1日で60周年となった。2005年には世界自然遺産に選ばれ、国内外から毎年多くの観光客が訪れる。だが近年、名所の「知床五湖」で外来種の園芸スイレンが繁茂し、在来種への影響や、景観悪化の懸念が浮上。環境省や地元の団体などが駆除に取り組

沖縄の川で異常繁殖した外来種の捕獲作戦を決行 大量の外来種と意外な魚の存在に「大きさにびっくり」「日本は大丈夫か!?」と150万再生
2024.05.31

沖縄の川で異常繁殖した外来種の捕獲作戦を決行 大量の外来種と意外な魚の存在に「大きさにびっくり」「日本は大丈夫か!?」と150万再生

 沖縄の川で異常繁殖した外来種を捕獲したら……。沖縄在住のYouTuber「ハイサイ探偵団」が投稿した動画が150万再生を突破、思わぬ魚とその数に「どうやって沖縄に入って来たのか不思議」「えぐい!」と驚く声が上がっています。 ハイサイ探偵団は、釣りやサバイバル動画を中心に沖縄の魅

外来種防除に子どもたちも協力 シロアゴガエル・バスターズ始動 徳之島
2024.05.31

外来種防除に子どもたちも協力 シロアゴガエル・バスターズ始動 徳之島

 鹿児島県徳之島で問題となっている特定外来生物「シロアゴガエル」の防除作業に子どもたちが協力する「シロアゴガエル・バスターズ」が同島でスタートした。繁殖が盛んな期間の土日祝日、夏休み期間などを利用してシロアゴガエルの卵を回収する。世界自然遺産の島で始まった新たな取り組みに関係者は期待を持って見

日本固有のオオサンショウウオを守れ! 「中国種」と「交雑種」が特定外来生物へ
2024.05.28

日本固有のオオサンショウウオを守れ! 「中国種」と「交雑種」が特定外来生物へ

日本固有の生き物であるオオサンショウウオは近年、中国から来た外来種と交雑していると報告されています。 日本固有のオオサンショウウオを守るため、政府は28日、中国のオオサンショウウオとその交雑種を特定外来生物に指定すると閣議決定しました。 特定外来生物への指定が決まっ