# 地蔵菩薩

【晩夏の「京都」を楽しむ】伝統行事・地蔵盆と招福祈願の六地蔵めぐり
2024.08.18

【晩夏の「京都」を楽しむ】伝統行事・地蔵盆と招福祈願の六地蔵めぐり

 連日の猛暑で実感できませんが、立秋も過ぎ、晩夏の風物詩「京都五山送り火」(8月16日)が終わると、これから少しずつ秋へと季節は移ろっていきます。8月下旬の京都で見られる伝統行事といえば、お地蔵様の縁日に行われる「六地蔵めぐり」。京の町に受け継がれてきた「地蔵盆」と共に触れてみてください。(ら

故人掛衣に手合わす 朝田寺で地蔵会式 三重・松阪
2024.08.17

故人掛衣に手合わす 朝田寺で地蔵会式 三重・松阪

 三重県松阪市朝田町の朝田寺(髙橋義海住職)で、故人の衣類を本堂の天井に掛けて弔う「掛衣(かけえ)」の朝田地蔵会式が行われており、初盆や三回忌を迎えた遺族らが連日、回向に訪れている。23日まで。 同寺は国重要文化財の地蔵菩薩(ぼさつ)を本尊とし、宗派にかかわらず故人の極楽浄土への

厚い油層「祖先の信仰の積み重ね」 京都・西岸寺油掛け地蔵 石仏は語る
2024.08.10

厚い油層「祖先の信仰の積み重ね」 京都・西岸寺油掛け地蔵 石仏は語る

油懸(あぶらかけ)山地蔵院西岸寺と称する浄土宗知恩院派の寺院です。地蔵菩薩は伏見天皇、正親町天皇の信仰が篤く、文保元(1317)年には伏見院別院御殿が下賜され、地蔵院の称号を賜っています。天正18(1590)年、相模国小田原の僧、雲海上人西蓮社岸誉によって開創されたと伝えます。そ

京都、兵庫に残る延命地蔵を調査して本に 郷土史調査の役にと元福知山市教育委員の瀬田さん
2024.07.28

京都、兵庫に残る延命地蔵を調査して本に 郷土史調査の役にと元福知山市教育委員の瀬田さん

 江戸時代中期に作られ、北近畿の寺に現存する「延命地蔵菩薩像」を京都府福知山市夜久野町小倉の元市教育委員、瀬田眞澄さん(81)が調査し、歴史書「日本六大金仏 延命地蔵菩薩像を尋ねて」を上梓した。実際に寺へ足を運ぶなど2年以上かけて完成させ、今後の郷土史調査を担う人たちの役に立てば-と期待を寄せ