# 在職老齢年金

知っていたらもっと早く仕事を変えたのに…65歳以上も働き続けることで減額されてしまう「年金の落とし穴」
2024.07.05

知っていたらもっと早く仕事を変えたのに…65歳以上も働き続けることで減額されてしまう「年金の落とし穴」

60歳の定年後も再雇用で働き続けることの盲点は何か。キャリアコンサルタントの大桃綾子さんは「『在職老齢年金』の減額に注意しながら、働きすぎずにうまく仕事を続けるコツがある」という――。■働きながらもらうとカットされる年金 60歳の定年後も、そのまま会社に残って働き続

母は70歳まで働き続けるようなのですが「収入をいくらにおさめよう」と悩んでいました。稼ぎすぎると何かあるのですか?
2024.07.04

母は70歳まで働き続けるようなのですが「収入をいくらにおさめよう」と悩んでいました。稼ぎすぎると何かあるのですか?

定年退職後も、再雇用や再就職といった方法で働き続ける人は多くいます。健康面などを考慮して無理のない範囲内で働くにしても、できる限かぎり稼ぎたいと考える人もいるでしょう。しかし、働くにしても稼ぎすぎると、何らかの影響を与えるかどうかを理解していない人も多いのではないでしょうか。特に

「基本月額」+「総報酬月額相当額」が50万円を超えたら、年金が減る? その場合、受け取るはずだった年金はどうなるの?
2024.06.29

「基本月額」+「総報酬月額相当額」が50万円を超えたら、年金が減る? その場合、受け取るはずだった年金はどうなるの?

会社員として働きながら老齢厚生年金を受給すると、「在職老齢年金制度」により、報酬額と年金受給額に応じて、年金の一部または全額が支給停止となることがあります。今回は、「在職老齢年金制度」について詳しく解説します。1.制度の概要「在職老齢年金制度」とは、老

【在職老齢年金】結局、働きながらの受給は損なの?「在職定時改定」や「退職改定」の仕組みを年金アドバイザーが解説
2024.06.27

【在職老齢年金】結局、働きながらの受給は損なの?「在職定時改定」や「退職改定」の仕組みを年金アドバイザーが解説

内閣府「令和5年版高齢社会白書」によると、65歳以降も働く人の割合は年々増加傾向にあります。60歳以降に厚生年金を受給しながら働く場合、受給する年金と1ヵ月の賃金の合計額によっては、年金の一部または全部の支給停止になることがあります。せっかく働いて収入を得ても厚生年

年金額が2月、6月、10月、12月に増えたり、減ったりする理由と対策
2024.06.17

年金額が2月、6月、10月、12月に増えたり、減ったりする理由と対策

65歳から老齢基礎年金が支給されるのは、公的年金の保険料を納付した期間や、保険料の納付を免除された期間などの合計が、原則として10年以上ある方です。このような老齢基礎年金の受給資格期間を満たしたうえで、厚生年金保険の加入期間が1月以上ある方には、老齢基礎年金の上乗せになる老齢厚生

在職老齢年金のよくある誤解とは?「年収〇〇円以上ならカット」という理解はNGなわけ
2024.06.16

在職老齢年金のよくある誤解とは?「年収〇〇円以上ならカット」という理解はNGなわけ

年金カット法とも表現される在職老齢年金制度は多くの誤解があります。その中の1つに年金のカットの基準となる報酬があります。今回は、在職老齢年金の誤解の1つである、年金のカットの基準について解説します。在職老齢年金とは?老齢年金は老後の所得保

定年後も働くなら「正社員」のほうが良いですか? 近所で「アルバイト」も考えていますが、非正規雇用に不安があります…
2024.06.15

定年後も働くなら「正社員」のほうが良いですか? 近所で「アルバイト」も考えていますが、非正規雇用に不安があります…

60歳で定年を迎えても、65歳まで再雇用制度などを利用して働く人は増えています。令和5年版高齢社会白書によると、60歳から64歳の就業率は73.0%、65歳から69歳の就業率も50.8%となっています。本記事では65歳以上の労働者の正社員・非正規雇用者の割合や定年後に年金をもらい

再就職しました。在職老齢年金の「50万円基準」は知っているのですが、実際にカットされるのは何月分の年金ですか? (3)
2024.06.14

再就職しました。在職老齢年金の「50万円基準」は知っているのですが、実際にカットされるのは何月分の年金ですか? (3)

「50万円基準」により月額で計算される在職老齢年金。前回までに、就職した月(厚生年金に加入した月)の翌月分からその対象になり、退職した月まで対象になることについて取り上げました。しかし、実際のところ、前職を退職してすぐに再就職するケースもあり、その場合は前回までのルールとは若干異

夫〈月収42万円〉×妻〈月収38万円〉、共に教師の40代安泰夫婦が「破産危機」に陥ったワケ
2024.06.14

夫〈月収42万円〉×妻〈月収38万円〉、共に教師の40代安泰夫婦が「破産危機」に陥ったワケ

複雑怪奇な日本の年金制度。きちんと理解していないと、思わぬ損をすることもしばしば。そこなかでも理解が難しいのが、働きながら受け取る「在職老齢年金」。場合によっては「年金支給停止」という、なんとも悔しいことが起きることもあるようです。みていきましょう。裁判所『令和5年司法統計年報(

退職金を一括ではなく、毎月受け取る形にしました。この場合「収入」として計算され、もらえる年金は減りますか?
2024.06.13

退職金を一括ではなく、毎月受け取る形にしました。この場合「収入」として計算され、もらえる年金は減りますか?

退職金は分割して受け取れますが、働いている場合には年金との兼ね合いが気になる方もいるかもしれません。老後の生活を考えると、貯蓄に余裕を持ちたいという方も多いでしょう。本記事では、退職金と在職老齢年金の関係について解説します。退職金は、一括で受け取る方法

知りませんでした…「年金月25万円」の66歳男性、給与アップの喜びつかぬ間、年金機構から「年金支給停止」を告げるハガキが届いたワケ
2024.06.13

知りませんでした…「年金月25万円」の66歳男性、給与アップの喜びつかぬ間、年金機構から「年金支給停止」を告げるハガキが届いたワケ

複雑怪奇な日本の年金制度。きちんと理解していないと、思わぬ損をすることもしばしば。そこなかでも理解が難しいのが、働きながら受け取る「在職老齢年金」。場合によっては「年金支給停止」という、なんとも悔しいことが起きることもあるようです。みていきましょう。原則、65歳から受け取る老齢年

再就職しました。在職老齢年金の「50万円基準」は知っているのですが、実際にカットされるのは何月分の年金ですか? (2)
2024.06.13

再就職しました。在職老齢年金の「50万円基準」は知っているのですが、実際にカットされるのは何月分の年金ですか? (2)

老齢厚生年金を受けられる人が厚生年金被保険者になっていると、在職老齢年金の対象になり、50万円基準(2024年度)を超えていなければ年金は全額支給され、超えていれば超えた分の2分の1の年金(報酬比例部分)がカットされることとされます。月ごとに支給停止額が計算されますが、1回目では

再就職しました。在職老齢年金の「50万円基準」は知っているのですが、実際にカットされるのは何月分の年金ですか? (1)
2024.06.12

再就職しました。在職老齢年金の「50万円基準」は知っているのですが、実際にカットされるのは何月分の年金ですか? (1)

年金を受給できるようになって以降も働くと、受け取れるはずの年金がカットされることがあります。いわゆる、在職老齢年金制度の「50万円基準」による支給停止となります。しかし、その対象となる場合、具体的な対象期間はいつになるのでしょうか。在職老齢年金の対象となる月について全3回で取り上

在職老齢年金の制限が48万円から50万円に引き上げられましたが、この50万円ってなんの金額を指しているのですか?
2024.06.11

在職老齢年金の制限が48万円から50万円に引き上げられましたが、この50万円ってなんの金額を指しているのですか?

老後の主な収入源として、年金があげられます。しかし、まだまだ元気で働ける場合、働きながら年金を受け取ろうと考えている方もいるでしょう。その際は在職老齢年金の仕組みについて理解を深める必要があります。そこで本記事では、在職老齢年金の概要や2024年の変化について紹介します。退職老齢

年金が少ないので働かなくてはなりません。収入が多いと年金が減らされるって本当ですか?
2024.06.09

年金が少ないので働かなくてはなりません。収入が多いと年金が減らされるって本当ですか?

老後の生活資金が不足して働き続けることを検討している方のなかには、働き始めると年金が減ってしまうのではというジレンマに悩まされている方が少なくないようです。本記事では、働きながら年金を受け取る場合の収入と年金の関係について、詳しく解説します。60歳以降も働いて厚生年

【在職老齢年金】リタイア後に働いたら年金カット? 2024年度「支給停止調整額」はどうなったか
2024.06.09

【在職老齢年金】リタイア後に働いたら年金カット? 2024年度「支給停止調整額」はどうなったか

老後2000万円問題が話題となりましたが、最近ではさらに多くの金額が必要になるという試算も出ています。しかしながら、老後に対する不安を感じながらも具体的な対策が明確でない方も多いのではないでしょうか。年金だけで老後を過ごすのが難しい場合、貯蓄を増やすか、働き続けるこ

【在職老齢年金】支給停止基準額は50万円に引き上げ!年金がいくら減額されるかシミュレーション
2024.06.08

【在職老齢年金】支給停止基準額は50万円に引き上げ!年金がいくら減額されるかシミュレーション

60歳以降に厚生年金を受給しながら働く場合、年金額と1ヵ月の賃金の合計額によっては年金の一部または全部の支給停止になることがあります。せっかく働いて収入を得ても、厚生年金が減額されてしまうのは残念なものですね。2024年4月から、支給停止基準額が48万円から50万円に引き上げられ

年金世代の「50万円の壁」とは? 定年後「働き損」にならないために、注意すべきポイントを解説!
2024.05.30

年金世代の「50万円の壁」とは? 定年後「働き損」にならないために、注意すべきポイントを解説!

定年退職後も働き続けたいと考えている人の中には、「働きながら年金を受け取ることができるのか」「年金が減額される条件とは具体的にどのようなものがあるか」など、いわゆる在職老齢年金制度に興味がある人も多いことでしょう。本記事では、高齢者の就労で話題となるいわゆる「50万円の壁」とその

在職老齢年金の「支給停止調整額」今年は50万円に引き上げ!けど廃止になるって本当?
2024.05.27

在職老齢年金の「支給停止調整額」今年は50万円に引き上げ!けど廃止になるって本当?

人生100年時代と言われている現代では、定年退職後も働くシニア世代が増えつつあります。実際に総務省の「統計からみた我が国の高齢者」によると、高齢者の就業率は65~69歳で50.8%、70~74歳で33.5%であり、いずれも過去最高となっています。「働きながら年金を受

在職老齢年金や65歳までの加入延長など「年金プロ」が注目する年金の【財政検証】
2024.05.24

在職老齢年金や65歳までの加入延長など「年金プロ」が注目する年金の【財政検証】

今年は5年に一度の公的年金の財政検証の年に当たり、年金制度についてさまざまな改正案が出ています。老後生活に不安を感じている人の中には、どんな改正が議論されているか、気になる人もいるでしょう。本記事では、年金のプロが注目する年金制度の改正案について解説します。