# 土石流災害

社説:土石流対策 「人災」繰り返さぬよう
2024.07.04

社説:土石流対策 「人災」繰り返さぬよう

 危険な盛り土によって引き起こされた「人災」を教訓に、災害への備えを改めて確認したい。 28人が犠牲になった静岡県熱海市の大規模土石流災害は、発生から3年がたった。被災地では昨年9月にようやく警戒区域が解除されたが、帰還した住民は2割ほどにとどまるという。 土石流は

【熱海土石流】遺族の問いかけに鈴木知事はうなずくだけで無言 「何も始まっていない」 発生から3年
2024.07.03

【熱海土石流】遺族の問いかけに鈴木知事はうなずくだけで無言 「何も始まっていない」 発生から3年

熱海市伊豆山を襲った土石流災害は7月3日で発生からちょうど3年となり、被災地では追悼式が行われました。関連死も含めて28人が犠牲となったこの災害をめぐっては、復旧・復興の遅れが指摘されていて、取材に応じた熱海市の斉藤栄 市長は「否めないと思う」と認めた上で、理由について「用地の買

犠牲28人の冥福祈る 熱海土石流3年で追悼式 静岡
2024.07.03

犠牲28人の冥福祈る 熱海土石流3年で追悼式 静岡

 災害関連死を含め28人が亡くなった静岡県熱海市の土石流災害は3日、発生から3年を迎えた。 被災地域にある市立伊豆山小学校では同市主催の追悼式が開かれ、遺族や県、市の関係者などが犠牲者の冥福を祈った。 追悼式には鈴木康友知事や斉藤栄市長も出席。市内では土石流発生の第

【全文】熱海土石流災害の発生から3年で追悼式 鈴木知事「二度と起こらないよう安全な地域づくりを推進」
2024.07.03

【全文】熱海土石流災害の発生から3年で追悼式 鈴木知事「二度と起こらないよう安全な地域づくりを推進」

災害関連死も含め28人が亡くなった熱海市伊豆山の土石流災害の発生から2024年7月3日で3年です。被災地では午前9時から追悼式が開かれ、熱海市の斉藤栄 市長は伊豆山の復旧・復興にかかる事業を着実な推進や生活再建の支援を約束した上で、「二度と同じことが起こらないようにするためにも、

熱海土石流3年 水産事業者が伊豆山の障害者就労支援施設に海鮮丼提供
2024.07.03

熱海土石流3年 水産事業者が伊豆山の障害者就労支援施設に海鮮丼提供

 伊豆山土石流災害の発生から3年を迎えるに当たり、7月2日、熱海の鮮魚卸が伊豆山の障害者就労支援施設で海鮮丼の無料提供を行った。(熱海経済新聞) 鮮魚卸「宇田水産」(熱海市桜町)の宇田勝社長と「熱海銀座おさかな食堂」(銀座町)の合田一人料理長が「心象めぐみ会共同作業所」(伊豆山)

帰還諦め戻らぬ住民 復興工事、用地取得が難航 熱海土石流、3日で3年
2024.07.03

帰還諦め戻らぬ住民 復興工事、用地取得が難航 熱海土石流、3日で3年

 静岡県熱海市の伊豆山地区で発生した土石流災害は3日で発生から3年となった。 原則立ち入り禁止の警戒区域は10カ月前に解除されたが、帰還を諦めた世帯は少なくない。復興に向けた工事は、必要な用地取得が難航。再建の見通しは立っていない。 市は2022年に復興計画を策定し

熱海土石流から3年 神奈川県内の盛り土是正、9割が進まず
2024.07.02

熱海土石流から3年 神奈川県内の盛り土是正、9割が進まず

 静岡県熱海市で発生した大規模な土石流災害から3日で3年。不適切な盛り土が被害拡大を招いたとされる。これを受けて神奈川県などが実施した県内の盛り土の総点検で、是正措置が必要と判断された盛り土の約9割が是正されない状態のままであることが県への取材で分かった。出水期に入っており、所管する自治体は監

熱海土石流3年、用地買収進まず 帰還2割、市民と行政の確執も
2024.07.02

熱海土石流3年、用地買収進まず 帰還2割、市民と行政の確執も

 28人が犠牲になった静岡県熱海市の大規模土石流災害から3日で3年。被災地では、土石流が下った河川と道路の整備は必要な用地買収が進まず完了がずれこみ、町の再生の遅れが懸念される。昨年9月に警戒区域が解除されたが、帰還した住民は2割ほど。市の復興計画や宅地復旧を巡り被災者と行政の確執も生まれ、専

「同様の悲劇起こさないよう安全最優先の政治判断を」熱海土石流被害者の会会長が知事と面会へ=静岡
2024.07.02

「同様の悲劇起こさないよう安全最優先の政治判断を」熱海土石流被害者の会会長が知事と面会へ=静岡

2021年7月に静岡県で起きた熱海土石流災害をきっかけに整備された盛土規制条例の課題などを検証する議論をめぐり、被害者の会会長が近く静岡県知事に面会し意見書を提出する方向で調整していることがわかりました。28人が死亡した熱海土石流災害を教訓に施行された“全国で最も厳しい”とされる

土石流で28人犠牲の街に神輿復活 帰還住民は1割強 大半は戻らず「祭りの時だけでも来て」【静岡発】
2024.06.04

土石流で28人犠牲の街に神輿復活 帰還住民は1割強 大半は戻らず「祭りの時だけでも来て」【静岡発】

土石流に襲われ28人が犠牲になった静岡県熱海市の伊豆山地区で神輿が5年ぶりに復活した。避難した132世帯のうち元の場所に戻ったのは1割強で、大半が移転したり、今も避難生活を送っている。地区に残った住民たちは「神社の祭りを懐かしんで来てくれれば」と期待を込めた。2024年4月。神輿

「誰が責任を負うのかを年度内に決着つけたい」28人死亡の熱海土石流災害の損賠訴訟 最大の関心事
2024.05.22

「誰が責任を負うのかを年度内に決着つけたい」28人死亡の熱海土石流災害の損賠訴訟 最大の関心事"責任の所在"について審理計画を提示

2021年7月、災害関連死を含め住民28人が犠牲となった静岡県熱海市伊豆山地区の土石流災害をめぐる裁判の非公開の協議が2024年5月22日開かれ、静岡地方裁判所沼津支部は、盛り土の土砂流出の責任を誰が負うのかについて、2024年度内に明らかにするという審理計画を示したことが分かりました。

災害関連死認定の備え県内8市町→20市町に増加 熱海土石流以降、条例改正スピードアップ 遺族「心が救われる」=静岡県
2024.05.11

災害関連死認定の備え県内8市町→20市町に増加 熱海土石流以降、条例改正スピードアップ 遺族「心が救われる」=静岡県

14自治体が規制区域指定 危険な盛り土対策、法施行1年
2024.05.04

14自治体が規制区域指定 危険な盛り土対策、法施行1年