# 南條工房
2024.06.14
坂本龍一さん愛用、手のひらサイズ「おりん」も…成功例を可視化して勘研ぎ澄ます鳴物鋳物師・南條和哉さん
その音に揺らぎはない。まっすぐ伸び、耳の奥で鳴り続けるかのようだ。鳴物鋳物師・南條和哉が手がける「おりん」は、仏具の枠を超え、インテリアや音楽の世界でも聞く人の心にしみ入る。 作業の現場は、澄みきった音色の対極にある。黒煙が漂い、火の粉が舞う工房。真っ赤に光る1300度以上の「