# ニュートリノ

空から降ってくる「地球外物質X」…素粒子とはいったい何者なのか
2024.09.05

空から降ってくる「地球外物質X」…素粒子とはいったい何者なのか

138億年前、点にも満たない極小のエネルギーの塊からこの宇宙は誕生した。そこから物質、地球、生命が生まれ、私たちの存在に至る。しかし、ふと冷静になって考えると、誰も見たことがない「宇宙の起源」をどのように解明するというのか、という疑問がわかないだろうか?本連載では、第一線の研究者

ノーベル賞研究の源流 乗鞍観測所「朝日の小屋」に記念碑
2024.08.29

ノーベル賞研究の源流 乗鞍観測所「朝日の小屋」に記念碑

 東京大学宇宙線研究所は29日、乗鞍岳の山頂付近にある乗鞍観測所(岐阜県高山市、標高2770メートル)にあった「朝日の小屋」の跡地に記念碑を建立したと発表した。高山における日本の宇宙線共同研究の「発祥の場」として貢献し、ノーベル物理学賞を受賞したニュートリノ研究などの源流にもなったとしている。

暗黒物質検出器「XENONnT」が稀なニュートリノ衝突現象の観測に成功
2024.08.01

暗黒物質検出器「XENONnT」が稀なニュートリノ衝突現象の観測に成功

宇宙には「暗黒物質(ダークマター)」という、重力でのみ存在を知ることのできる物質が大量にあるとされています。暗黒物質は普通の物質と極めて稀に相互作用する可能性があるため、原子核と暗黒物質との衝突で発生する信号を捉える検出器が世界中に設置されています。しかし正しい観測のためには、無関係の信号であ