# ケンシロウ

「なんでそのひと言を…」『北斗の拳』ザコじゃないのに“ちょっとマヌケな死に方”をする哀れな一般人

　1983年から『週刊少年ジャンプ』で連載された『北斗の拳』（原作:武論尊氏、作画:原哲夫氏）。昨年、連載開始から40周年を迎えた、世界でも人気を誇る作品だ。　血なまぐさい男たちの戦いが描かれている本作だが、主人公のケンシロウからあっさり殺されてしまう“ザコキャラ”も多い。なかに

　昨年、連載開始から40年を迎えた『北斗の拳』（原作:武論尊氏、作画:原哲夫氏）。本作にはケンシロウやラオウといった魅力的なキャラクター以外にも「ザコ」と呼ばれる、いわゆる“やられキャラ”がいる。ザコの多くは善良な民をいじめ、ケンシロウの逆鱗に触れて殺されることが多い。もしくはおふざけが過ぎて

　少年漫画において、誰かのピンチにかっこよく駆けつけるのはヒーローの条件のひとつと言える。しかし中には、『北斗の拳』の主人公・ケンシロウのように、あと一歩のところで毎回間に合わない者も存在する。こうしたエピソードは結果的にヒーローが成長するきっかけにもなるが、読者としては「あの時、間に合ってい