ドラフト候補の早大・吉納翼2発「この春一番の集中力」今春3本目でリーグトップに躍り出る

AI要約

早稲田大学対慶應義塾大学の試合で、吉納翼外野手が2本塁打を放ち、チームを勝利に導いた。

吉納は3回と6回の打席でホームランを打ち、今春3本目を達成した。

試合前には小宮山監督からベストナインを狙えという言葉を受け、強い意気込みでプレーし、成功を収めた。

ドラフト候補の早大・吉納翼2発「この春一番の集中力」今春3本目でリーグトップに躍り出る

<東京6大学野球リーグ:早大8-1慶大>◇第8週第1日◇1日◇神宮

 今秋ドラフト候補の早大・吉納(よしのう)翼外野手(4年=東邦)が早慶戦で2本塁打を放った。

 まずは1点リードの3回の第2打席、慶大・外丸の外角スライダーにうまく合わせ、左翼席へ流しての1発。さらに6回の第4打席、走者を2人置いて慶大・荒井からバックスクリーンへ放り込む3ラン。これで今春3本目となり、リーグトップに躍り出た。

 2本目は打席に立つ前、小宮山悟監督(58)から「ここで打点を挙げれば、ベストナインもあるかもしれないぞと言われたので。何回も記者さんに取材を受けている監督が言うんで間違いない」と意気込み、本人いわく「この春一番の集中力」で臨み、見事に結果を出してみせた。

 前夜は西東京市内の食堂で恒例の外野手会を行い、西武-巨人のナイター中継を見ていた。西武中村剛也内野手(40)の本塁打でのムダないスイングに強いインスピレーションを受けたという。その中村剛の後ろを打つ早大の先輩・蛭間拓哉外野手(23)に憧れる左打者がワセダの力を見せつけ、最後は報道陣に「よろしくお願いします」と選挙活動で締めた。【金子真仁】