「ファン・ダイクの後任」リバプールが無敗優勝を成し遂げたレバークーゼンDFに強い関心を示す。「才能があり歴史を作る…」

AI要約

リバプールは新監督のもと、移籍市場に突入。ファン・ダイクの後継者確保にも注力。

ファン・ダイクはまだ1年契約残すも、長期的視点で後任獲得へ。インカピエが候補に。

インカピエはリバプールのキャプテンに追いつくポテンシャルを持つと期待される。

 リバプールはアルネ・スロット新監督を迎えて、はじめての移籍市場に突入する。補強候補に関して多くの選手がメディアに取り上げられているが、クラブはチームの大黒柱であるフィルジル・ファン・ダイクの後継者確保にも着手するようだ。英メディア『FOOTBALL FANCAST』が、現地時間30日に報じている。

 長い間チームの中心として活躍しているファン・ダイクとの契約は、2025年6月末までになっている。同選手は、「契約はまだ1年残っている。私はクラブのキャプテンで、新監督をサポートする姿勢を明確にしており、来シーズンに向けて意欲的だ」と、新体制で迎えるリバプールでプレーすることに前向きの姿勢を示していた。

 しかし、ユルゲン・クロップ監督と築き上げた時代が終わりを迎えたように、世界的なDFに成長したチームの大黒柱との別れも必ず訪れる。同メディアは、「ファン・ダイクの後任として、ドイツのクラブで最近歴史を築いた選手を長期的な後任として獲得したいと考えている」と指摘し、バイエル・レバークーゼンのピエロ・インカピエを約4200万ポンド(約67億円)で獲得する可能性があると報じていた。

 データサイト『FBREF』によると、今季のインカピエはリーグ戦26試合に出場し16試合で先発。一方のファン・ダイクは36試合に先発出場を果たしている。インカピエは先発出場の数こそファン・ダイクと比べると少ないものの、プログレッシブキャリー34回、タックル勝利数22回を記録。対してファン・ダイクはキャリー32回、タックル勝利数23回となっており、勝るとも劣らない数字を残している。

 記事では、「才能があり歴史を作る人材を求めている」と述べた上で、「インカピエは多くの分野でリバプールのキャプテンに追いつくことができる可能性があり、CBとしてのキャリアの絶頂期に多くの期待が寄せられている」と、将来的な活躍を見込んで獲得する可能性を指摘していた。