東京V・城福監督、29日ソシエダ戦へ「個人の競争力を上げたい。こういう機会は逃すべきではない」

AI要約

東京Vはあす29日にレアル・ソシエダと国立競技場でプレシーズンマッチを行う。城福浩監督は競争をうながす絶好の機会と捉え、チームの成長と競争力強化を目指す意向を示した。

城福監督はレアル・ソシエダを分析し、ハンティング力やパス優先のコンセプト、コンパクトな守備などを重視して試合に臨む考えを示した。また、久保建英については前例にとらわれず新たな道を切り開いてきた経験を称賛した。

久保とマッチアップする深沢大輝は、久保をトップクラスの選手と位置づけつつも対戦を楽しみにしており、親善試合だからこそ自分たちの力を試す機会として期待を寄せている。

 東京Vはあす29日にレアル・ソシエダと国立競技場でプレシーズンマッチを行うが、城福浩監督(63)は「J1にいるからこそ機会がある。ありがたいこと。このチームは成長しなきゃいけないし競争力を付けないといけない。こういう機会は逃すべきではない。個人の競争力を上げたい」と、競争をうながす絶好の機会と捉えた。

 レアル・ソシエダについては「ボールを大事にするし、中盤のハンティング力は高い。そんなにポジションは移動しないが奪ったら大きなボールよりパス優先のコンセプトがある。コンパクトに守備をする。技術を目の当たりに、哲学を体感しながら打ち破っていく試合をしないといけない」と、分析。久保についても「今までいろいろな道を切り開いてきた先人より道なき道を切り開いてきたと認識していたし、彼も順風満帆ではない。レンタルで移籍したし、そういう経験が生きた」と、良さを口にした。

 久保とマッチアップする可能性が高いDF深沢大輝(25)も「彼が中学生で僕がユースの時に戦ったことあるが、今は雲の上の存在。トップトップの選手とマッチアップして感じられる事は楽しみ」と対戦を楽しみにする。そして「親善試合とはいえ、こういう機会はないし、自分たちの力を試したい」と目を輝かせた。