望月慎太郎 四大大会初白星ならず、世界8位にあと一歩と迫るも初戦敗退<全仏オープン>

AI要約

全仏オープンでの男子シングルス1回戦で、望月慎太郎はフルカチュに敗れて初戦敗退となった。

望月は予選を勝ち抜いて本戦入りし、激戦の末に敗れたものの力強いプレーを見せた。

ファイナルセットでの接戦の末、フルカチュが勝利し、2回戦進出を果たした。

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は26日、男子シングルス1回戦が行われ、予選勝者で世界ランク162位の望月慎太郎は第8シードで同8位のH・フルカチュ(ポーランド)に6-4, 3-6, 6-3, 0-6, 3-6のフルセットで敗れ、四大大会初白星とはならず初戦敗退となった。

20歳の望月は同大会の予選に2年連続で出場。初出場となった昨年は予選1回戦で敗れたが、今大会は予選1回戦でN・ハート(ドミニカ共和国)、予選2回戦で予選第18シードのS・ナポリターノ(イタリア)を下し予選決勝に進出。

予選決勝では予選第13シードのF・バグニス(アルゼンチン)と対戦し、望月が6-4, 2-0とリードしたところでバグニスが途中棄権したため、大会初の本戦入りを決めた。

3度目のグランドスラム本戦出場となった望月はこの日の第1セット、第2ゲームでブレークを許すも直後の第3ゲームでブレークバックに成功。すると第7ゲームで2度目のブレークを奪い、先行する。

続く第2セット、第5ゲームで先にブレークチャンスを掴んだ望月だが活かせず、直後の第6ゲームでフルカチュにブレークを奪われる。その後はブレークを返せず、1セットオールに追いつかれる。

それでも第3セット、第2ゲームでブレークチャンスを握った望月は強烈なバックハンドショットを決め先にブレークに成功。サービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームではこのセット初のブレークポイントを握られるも強烈なサーブで凌ぎキープし、セットカウント2-1と勝利に王手をかける。

しかし、第4セット、疲れを見せサービスゲームが安定しない望月はフルカチュから1ゲームもとることができず、セットカウント2-2に追いつかれる。

迎えたファイナルセット、開始から互いにサービスキープが続くも第6ゲーム、望月はブレークポイントを握られると最後はダブルフォルトを犯し先にブレークを許す。その後、ゲームカウント2-5の時点で雨脚が強くなり一時中断。再開後の第8ゲームをキープした望月だがブレークを返せず、2時間58分の熱戦の末に力尽きた。

勝利したフルカチュは2回戦で世界ランク84位のB・ナカシマ(アメリカ)と対戦する。ナカシマは1回戦、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した同130位のN・モレノ・デ・アルボラン(アメリカ)を6-1, 6-7 (6-8), 6-3, 6-2で下しての勝ち上がり。