【ラグビー】豊田自動織機シャトルズ愛知が第2戦制すも、昇格には届かず。三重ホンダヒート、D1残留。

AI要約

リーグワンの入替戦・第2戦が行われ、ディビジョン2・2位の豊田自動織機シャトルズ愛知がディビジョン1・11位の三重ホンダヒートを24-15で破った。

シャトルズは先制トライを決めるなど圧倒的なパフォーマンスを見せたが、ヒートも粘り強く戦い、激しい攻防が繰り広げられた。

試合は激しい展開を見せ、シャトルズが逆転昇格まであと一歩のところまで迫ったが、終盤のヒートの守りが光り、シャトルズは惜しくもD1昇格を逃した。

【ラグビー】豊田自動織機シャトルズ愛知が第2戦制すも、昇格には届かず。三重ホンダヒート、D1残留。

 リーグワンの入替戦・第2戦が5月25日に三重交通Gスポーツの杜鈴鹿でおこなわれ、ディビジョン2・2位の豊田自動織機シャトルズ愛知がディビジョン1・11位の三重ホンダヒートを24-15で破った。

 勝ち点4を獲得したが、第1戦でヒートがボーナスポイント付きの勝利(57-39)を手にしていたため、勝ち点で上回れなかったシャトルズのD1昇格は惜しくもならなかった。

 ヒートは肝を冷やしたことだろう。それだけ序盤に見せたチャレンジャーのパフォーマンスは卓越していた。

 シャトルズの先制トライは前半4分だ。キックオフからプレッシャーをかけてボールを奪うと、ゴール前でのPKからタップで速攻。サインプレーで相手を揺さぶり、大外で待つWTB中野豪が左コーナーに入った(5-0)。

 その直後にはSOフレディ・バーンズが自陣深くから50:22キックを披露、連続攻撃から繰り出した裏へのキックにはWTB小笠原寛人がうまく捕球し、体を反転させてゴールラインを割った(10-0)。

 続く18分に見せたのは、フレディの右足と並び、シャトルズのもう一つの武器であるスクラムだ。相手の反則を誘ってチャンスを広げ、再びWTB中野が仕留めた。

 3連続トライにゴール決まって17-0。逆転D1昇格まであと2点と迫った。

 シャトルズはなおもスクラムで奪ったPKを起点に敵陣深くで攻める。しかし、その猛攻は26分に一度途絶えた。

 SOバーンズの飛ばしパスにヒートのFB、トム・バンクスが反応、インターセプトから約80㍍を走り切られた。

 その後もシャトルズ優勢で試合は進んだが、17-7で迎えた後半、ヒートに先にスコアを許す。5分、カウンターアタックを起点にラックを連取。12フェイズ目でNO8パブロ・マテーラがスピードとパワーを持って左サイドを駆け抜けた。

 17-12と5点差まで迫られたシャトルズだったが、三たびスクラムから流れを引き寄せ、17分にモールを押し込む。24-12として、逆転昇格まで1トライ1ゴールの位置につけた。

 24分にキックチャージを起点としたヒートの連続攻撃から3点を返されたが(24-18)、終盤に入ってもゲームを支配した。敵陣22㍍付近でアタックを展開し続けた。

 しかし、ヒートも意地を見せた。粘り強く守り続け、最後は18フェイズの猛攻を凌ぐ。FL古田凌主将のジャッカルで、試合を終わらせた。