すでに31盗塁の22歳新星が大谷翔平との接触熱望「日本語を覚えたい」 100メートル走をしたら?

AI要約

ドジャース・大谷翔平投手がレッズ戦でスタメン起用され、注目を集めている。

レッズのデラクルス内野手は大谷との会話を熱望し、大谷のスピードとパワーに言及している。

若手の新星デラクルスは盗塁成功の秘訣について語り、年間100盗塁の偉業に挑む覚悟を見せている。

すでに31盗塁の22歳新星が大谷翔平との接触熱望「日本語を覚えたい」 100メートル走をしたら?

◆米大リーグ レッズ―ドジャース(24日・米オハイオ州シンシナティ=グレートアメリカンボールパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が24日(日本時間25日)、敵地・レッズ戦のスタメンに「2番・指名打者」で名を連ねた。6試合ぶりの本塁打となる14号が出るかに注目が集まる。

 すでに31盗塁をマークし、盗塁王争いで独走しているレッズのエリー・デラクルス内野手(22)は、試合前に取材対応。3連戦中に、対戦相手の大谷との“会話”を熱望した。約1週間前の16日(同17日)からのドジャーズの本拠地での4連戦中は、試合中に、アイコンタクトする場面があったものの、会話する時間はほとんどなかった。

 「まだ、話していないんだけど、もちろん、話したいな。絶対に、日本語を覚えたいと思っているんだ」と、デラクルス。大谷について「あんなに、ハードなスイングは、僕の人生で見たことがない。ベースランニングでも、あんなにハードは走りは見たことがないよ。例えゴロでも、全力で走っている。あれほど、アカウンタビリティー(責任感)を持った(走りを)見たことがない」と、大谷のスピードとパワーに言及。そして、どんなボールでも全力疾走を怠らない走塁のスタイルに一目置いている様子だ。遊撃からの送球では、100マイル(約161キロ)の剛送球で知られるが、過去に投手をやったことなく、「二刀流」を考えたことはない様子だった。

 盗塁成功の秘訣を問われ、「試合前にしっかり投手を研究すること。どういう初動の動きなのか。普段はどういうモーションか。毎試合、1球毎にちゃんと準備をする。同じ投手との再戦になるときは、(前回と)比較しながら、盗塁を狙っていくことになる」と語った22歳の新星。前回の敵地での同カード初戦は1試合4盗塁。2戦目以降は走れなかったが、1週間後の再戦に意気込む。

 今季はすでに31盗塁と驚異的なペースで盗塁を量産しており、1987年のビンス・コールマンが109盗塁して以来、誰も達成していない年間100盗塁の偉業も、その視野に入っている。「若い頃からいつも走る競争をやっていた。若い頃は僕より速い人がいた。でも、今は体が大きくなって、出力も大きくなった」。俊足の大谷と100メートル競争をしたら? と質問され、「答えないほうがいいと思うけど」と口ごもった後、「自分は誰より速いと思うから、多分、勝てる」と笑った。