【報ステ全文】サッカー・長谷部誠のリーダー力・目指す指導者像は…内田篤人が聞く

AI要約

サッカー元日本代表の長谷部誠さんが今シーズン限りで現役引退を決め、内田篤人さんと共に生出演。長谷部さんは自身のキャリアに満足しており、実感を持ちつつあると語る。

内田さんとの関係や引退時のやり取り、16年もの間同じリーグでプレーし続けた理由などについて対談。

長谷部さんは環境を変えるタイミングもあったが、ドイツでのキャリアを重視し、日本への復帰は最終的になかったと語る。

【報ステ全文】サッカー・長谷部誠のリーダー力・目指す指導者像は…内田篤人が聞く

今シーズン限りで現役を引退するサッカー元日本代表の長谷部誠さんが生出演。日本代表のキャプテンとしての出場数は歴代1位。代表でチームメイトだった内田篤人さんとともに、お話を聞きます。

長谷部誠さん:いまだに実感がないというか。ただ、こうして皆さんに、すばらしい形で出迎えてもらえるので、少しずつ実感を得ているところです。期間としても長い間プレーさせていただきましたし、自分のキャリアは、これ以上のものはないと思っているのでやりきったという気持ち強いですね。

Q.引退を決められたとき内田さんにはお話があったそうですね。

内田篤人さん:そうですね。こっそり、こっそりじゃないですね。お話うかがいまして。本来、長谷部さんって、こんなにしっかりしてないんですよね。会見を見させてもらったんですけど、もっとまじめにコツコツ進んでいく会見なのかと思ったら、何かちょっと笑いも交えてみたり。

長谷部誠さん:いつもメールとかやってても、僕は何かボケるんですよ。でも、「本当、つまらない」といつも言うんです。

Q.引退のときのメールはどう返したのか

内田篤人さん:グループで作ってるのがあり、そこに『今シーズンで止める』っていう形です。

長谷部誠さん:川島永嗣、吉田麻也とかも入っていて。そういう所に送って。いつも(内田は)レスポンスが早いんです。

内田篤人さん:そこは、一番、気をつけています。

Q.16年、ドイツのリーグでプレーしたというのは、アジア人としては最長だと思いますけれども、16年も同じリーグでプレーできたのは、なぜでしょうか。

長谷部誠さん:もちろん周りの人、自分だけの力じゃなくて、周りの人たちの力もあると思うんですけど、でも僕は、結構、抜け目ないんです。周りを見て、自分がどうしたら生き残れるかとか、そういうことをすごく考えるタイプなので、変な言葉で言ったら世渡り上手。

内田篤人さん:確かに、それだけ長い間プレーしていたら、同じポジションで補強っていうのは絶対されるんです。どんなにプレーがよくても、けがした場合もあるし、日本代表で離れるときもあるし。その中で生き残っていくっていうのは、長谷部さんらしいというか、チームが勝てないときにどうやったら勝てるようになるか。長谷部さんがいないときに、長谷部さんの存在がチームに影響してくるっていうのが、僕の中では一番大きかったかなと思いますね。

内田篤人さん:ずっとドイツじゃないですか。ほかの国に行きたいなとか、変化を求めないのかなっていう。恐れているのか、今まで自分がやって来た道を信じているのか。変化にはパワーがいるから、移籍するのもパワーはいるし。そういうのを考えているんですか。

長谷部誠さん:20代のころは、イングランドプレミアリーグに移籍したくて、いろいろオファーをいただいたときは移籍できなかったり、逆に自分が行きたいときにオファーが来なかったりとか、そういうのはあったので、自分の中では環境を変えたいというときもあったけど、30超えてくると、契約も1年になってきたり。それからいつの間にか、10年。40歳に。10年進んでしまったみたいな。

内田篤人さん:日本に戻ってプレーしようといのも考えてなかったですか。

長谷部誠さん:考えないことはなかったけど、でも、やはりドイツで、フランクフルトでいいキャリアを積んでいたので、そういうタイミングが最終的にはなかったという答えです。

内田篤人さん:いま、若い選手が海外を目指しているのですけど、これだけプレーして、在籍してきた長谷部さんが思う、これは必要だという思うことは何がありますか。僕は根性、魂とかそういう部分。

長谷部誠さん:それは間違いなくあると思いますね。そういう粘り強さだったり。うまくいくことだけではなく、やっぱり苦しい時期も、内田も僕もそうですけど、長くあったし。そこで踏ん張って、歯を食いしばってやるところは必要になってくると思うし、もちろん内田みたいに言葉が全然勉強しなくてもうまくできる選手なんだけど。人それぞれだと思いますけど、やっぱりプロ選手としての才能とかそういうものだけじゃなくて、そういう気持ちの部分だったりとか、ビッチ以外のところっていうのも必要になってくると思います。