【沢田康文の欧州競馬リポート】フランスの名手ペリエが引退セレモニー「一番の声援を感じたのが日本の競馬場」

AI要約

フランスの名手、オリビエ・ペリエ騎手の引退セレモニーがパリロンシャン競馬場で行われた。

ペリエ騎手は日本のファンに感謝のコメントを述べ、調教師試験は受けず馬の傍らに居続ける予定であることを明かした。

ペリエ騎手は秋後半から冬に来日しており、来年の春にはC・ルメール騎手の招待で京都を訪れる計画だという。

【沢田康文の欧州競馬リポート】フランスの名手ペリエが引退セレモニー「一番の声援を感じたのが日本の競馬場」

フランスの名手、オリビエ・ペリエ騎手(51)の引退セレモニーが12日、パリロンシャン競馬場で行われた。

この日は先週紹介した仏1000ギニー、2000ギニーの開催日で、セレモニーは両レースの合間に実施。ペリエ騎手はジョッキー仲間たちのステッキによるアーチをくぐって登場し、スタンドのファンに手を振って別れを告げると、フランスギャロのサンセーヌ会長から花束が贈られた。

日本のファンへのコメントを求めると「応援していただいたすべてのファンの皆さまに感謝しています。現役中、一番の声援を感じたのが日本の競馬場でした。レースでの思い出はたくさんありますし、15-15(1ハロン15秒程度のキャンター調教)などで体内時計も鍛えられ、トレセンでも多くのことを学びました」と語った。

今後は調教師試験を受けるつもりはないが、変わらず馬の傍らに居続ける生活を送るという。短期免許のパイオニアとして大活躍したが、来日が欧州の本格的シーズン終了後の秋後半から冬に限られていたため、日本の桜を見るのが夢だというペリエ騎手。C・ルメール騎手から招待を受けていて、来年の春には京都を訪れるつもりでいる。

(在仏競馬記者)