長谷部誠と最も共闘したのは? 出場試合数ランキング9位。2つのクラブで共演! 北米のベテラン

AI要約

長谷部誠が現役最後の試合を終え、チームメイトのティモシー・チャンドラーと共に偉大なキャリアを振り返る。

チャンドラーはフランクフルトで10シーズンを過ごし、長谷部と共にリーダーシップを発揮してきた。

フランクフルトは長谷部と共にセバスティアン・ローデを失ったが、若手選手たちにとっての重要な存在であることを示唆。

長谷部誠と最も共闘したのは? 出場試合数ランキング9位。2つのクラブで共演! 北米のベテラン

 先日、23/24シーズンのブンデスリーガ最終節が行われ、元サッカー日本代表の長谷部誠(フランクフルト)は大歓声を受けながら現役最後の試合を終えた。Jリーグ、そしてドイツで長く活躍した長谷部と、最も多くの試合で苦楽を共にした選手は誰なのだろうか。今回は、偉大なる「カイザー(皇帝)」のキャリアを振り返りながらランキング形式で紹介する。

※スタッツは5月19日時点のデータサイト『transfermarkt』を参照。出場試合数が並んだ場合はサイトの順位に準拠する。

9位:ティモシー・チャンドラー(アメリカ合衆国代表)

生年月日: 1990年3月29日

クラブ:ニュルンベルク、フランクフルト(ドイツ)

試合数:157試合

 ティモシー・チャンドラーは、長谷部誠と2つのクラブでチームメイトになった珍しい存在だ。

 フランクフルトの下部組織出身であるチャンドラーは、2010年にニュルンベルクのリザーブチームへ移籍。翌年にトップチーム昇格とブンデスリーガデビューを果たすと、13/14シーズンを長谷部と共に過ごしている。

 その1年後、2人は夏の移籍市場でフランクフルトへ完全移籍することを決断する。迎えた14/15シーズン、チャンドラーは右サイドバック、長谷部はボランチの位置でレギュラーの座を掴んだ。翌シーズンは、監督交代の煽りを受けて長谷部が右サイドバックに起用され、アメリカ代表DFの出番が激減することもあったが、それ以降のシーズンでは両者とも本来のポジションで定位置を確立している。

 今季まで10シーズンをフランクフルトで過ごした2人は、いまやチーム内で最も長くクラブに在籍する選手だ。年齢による衰えもあってか、どちらも直近のシーズンは出場試合こそ多くない。しかし、ピッチ内外でリーダーシップを発揮し、チームの精神的支柱になっている。

 フランクフルトは今季終了をもって、長谷部と共にセバスティアン・ローデという偉大なレジェンドを失うことになった。チャンドラーは独紙『ビルト』の取材に対し「私はとても長い間、マコト、セッペル(ローデ)とプレーしてきた。彼らは私たちが失いつつある非常に重要な柱だ」と述べ、長谷部の現役引退が若手選手たちにとって大きな損失になると話している。