【欧州CL】デビューのチェイス・アンリ「こんな経験めったにない」世界トップレベル肌で感じる

AI要約

20歳のチェイス・アンリが欧州CLデビューを果たす。試合で堂々とプレーし、レアル・マドリードに勝利されるも悔しさをにじませる。

アンリはビニシウスとの対戦で速さや守備力を試される中、自身の能力向上を感じる。サイドバックとしてのプレーに挑戦し、成長を実感する。

アンリはレアル・マドリードの高いレベルと速さに驚きつつ、今後の成長に意欲を示す。日本代表入りに対しては今はクラブに集中する意向。

<UEFA(欧州)チャンピオンズリーグ:Rマドリード3-1シュツットガルト>◇17日◇マドリード◇1次リーグ第1節

 【マドリード(スペイン)=高橋智行通信員】シュツットガルト(ドイツ)所属の20歳チェイス・アンリが、アウェーのレアル・マドリード戦で欧州CLデビューを果たした。

 ベンチスタートだったが、後半18分にDFバグノバンに代わり左サイドバックに入った。相手のキーマン、ブラジル代表FWビニシウスとマッチアップする重要なポジションだったが、的確な守備と機を見た攻め上がりで堂々とプレーした。試合は1-3で敗れ、悔しさをにじませつつ「こんな経験、めったにないので、やれてよかったなと思います」とかみしめていた。

 主な一問一答は次の通り。

 -Rマドリード戦と対戦したことについて?

 みんな今まで見てきた選手で、レアルの選手は自信持ってやっていて、本当にもっと頑張んなきゃいけないなって思いましたね。

 -試合後、悔しそうにしているように見えたがどんな感情だった?

 これが世界トップレベルかって改めて感じて。もう本当にやばい、もっとやんないとって思って、悔しかったですね、その時は。

 -どこでそう感じた?

 いや、なんかもう速いし、シンプルに1人1人の選手の能力が高くて。それが自分個人の能力もっと高くしないといけないなと思いましたね。

 -具体的にできた部分とできなかった部分について?

 ボールを持った時とか、初めてサイドバックで試合をやったんで。その辺とか別に慣れれば自分もいける感じではあるし、ボールを持つ自信もあるし。そうですね、あとは対人した時の速度とか、ビニシウス選手とかはめちゃくちゃ速くて。初見であれは無理だね。分かってても、「え、消えたんだけど」ってなって。最初はマジでビビって。2回目は調整できたんですけど。

 -最初のシーン以外はうまく対処できていたと思うが?

 いやいや。ちょっとね、あれ遊んでたし。やばいですね。ちょっとレベルが違かったですね。最後のCKからのカウンターも、これは走っても追いつかないなと思いながら見てて。やばい、これが世界レベルのトップかと思いながら見てましたね。最後のカウンターは。

 -右サイドバックでの起用は?

 言われていなかったですね。僕もサイドバックやると思わなかったのでちょっと今日はビックリしましたね。

 -ビニシウスをマークするという狙いがあった?

 多分そうですね。「あいつを止めろ」みたいな感じだったかと思うんで。やばい、あいつ速い、普通にやばい(笑い)。全員やばいですね、ちょっとあれは(笑い)。

 -具体的な監督の指示は?

 いや、特には。楽しんでやれみたいな感じだったので、そこはできたかなと。こんな経験、めったにないので、やれてよかったなと思います。

 -今日の試合を今後どのように生かせそうか?

 もっと頑張って、こういう選手になれるように…なりますんで。毎日また頑張って、もっともっと今以上やって、またいつか対戦できたらいいですね。

 -日本代表入りについて

 それはその時のタイミングで。今はクラブのことに集中したいと思います。それはタイミングとして見ています。