近藤健介(ソフトバンク)、7年連続の驚異!「出塁率4割」超えでタイトル当確!?

AI要約

ペナントレースも残りわずかで、セ・リーグとパ・リーグの現在の状況を概観。

個人タイトル争いでは打点王や本塁打王の競争が激化している一方で、出塁率においては近藤健介が圧倒的な安定感を見せている。

現在首位を走る近藤は出塁率4割超えを7年連続で達成しており、今年のタイトルもほぼ確定と言える。

近藤健介(ソフトバンク)、7年連続の驚異!「出塁率4割」超えでタイトル当確!?

 ペナントレースも残りわずかで、セ・リーグは巨人が一歩リード、パ・リーグはソフトバンクの優勝が迫っている。

 個人タイトル争いも熾烈になってきた。たとえばセ・リーグの打点王は岡本和真(巨人・智弁学園出身)が70打点、そして2位は村上宗隆(ヤクルト・九州学院出身)、森下翔太(阪神)が68打点と猛追している状況だ。

 その一方で無風状態となっている部門もある。パ・リーグの本塁打と打点は山川穂高(ソフトバンク・中部商出身)が独走中。両リーグで唯一の30本塁打到達者(31本)。故障がなければほぼタイトル獲得は間違いなさそうだ。

 そして最高出塁率も同じように首位を走っている選手がいる。山川のチームメートである近藤健介(ソフトバンク・横浜出身)だ。

 パ・リーグ出塁率ランキングトップの近藤は出塁率.437。セ・パ両リーグで唯一の4割超え。パ・リーグ2位の森友哉(オリックス・大阪桐蔭出身)は出塁率.365、3位の辰己涼介(楽天・社出身)は出塁率.352でこの2人を大きく引き離している。本塁打や打点と違い率で争うだけに最後の最後までタイトルの行方はわからない。しかし近藤は2017年以降、規定打席に到達していない年も含めて7年連続で出塁率4割を超えている。この安定感を見ると、今年のタイトルもほぼ確定と言っても過言ではないだろう。

 これまでに近藤は3度に渡って同タイトルを獲得している。今シーズン4度目のタイトル獲得となれば、プロ野球史上7人目の快挙で歴代5位タイとなる。4度以上のタイトル獲得者(最多出塁数時代も含む)は、王貞治(12回)、張本勲(9回)、落合博満(7回)、イチロー(5回)、オマリー(4回)、柳田悠岐(4回)となっており、いずれもリーグを代表する強打者たちだ。

 近藤は現在31歳。王の12回、張本の9回は少し難しいとしても、イチローの5回や落合の7回は十分に射程圏内。まずは今年タイトルを獲得したうえで、トップ3を目指してもらいたい。