「ユナイテッドの監督なら、競えないと言ってなんて言えない」C・ロナウドが古巣マンUの指揮官に苦言「すべてを再建する必要がある」

AI要約

クリスティアーノ・ロナウドは古巣マンチェスター・ユナイテッドの再建を信じており、監督やクラブの変革が必要だと主張している。

ロナウドは、ユナイテッドが復活するためには選手たちだけでなく、OBの意見も活用すべきだと述べている。

現在の状況においてユナイテッドがロナウドの期待に応えることができるのか、疑問が残る。

「ユナイテッドの監督なら、競えないと言ってなんて言えない」C・ロナウドが古巣マンUの指揮官に苦言「すべてを再建する必要がある」

 クリスティアーノ・ロナウドは古巣の復活を信じている。だが、そのためには再建が必要と主張した。

 偉大なる名将サー・アレックス・ファーガソンが引退して以降、名門マンチェスター・ユナイテッドは完全復活を遂げたとは言いがたい状況だ。それは2021年にロナウドがユベントスから復帰したときも変わらなかった。

 エリク・テン・ハーフ現監督の下でも、事態は好転していない。昨季、FAカップを制したとはいえ、プレミアリーグでは8位にフィニッシュ。さらに今季は開幕から1勝2敗と苦しんでいる。

 英公共放送『BBC』によると、ロナウドは元同僚リオ・ファーディナンドのポッドキャストで、「監督がプレミアリーグやチャンピオンズ・リーグ(CL)で勝利を競えないと言ってしまうんだ」と、オランダ人指揮官の姿勢に苦言を呈した。

「ユナイテッドの監督なら、リーグやチャンピオンズ・リーグで勝つために戦わないなんて言えない。精神的にそのポテンシャルがないと感じるかもしれないが、それを言うことはできないんだ。トライしなければならない。ユナイテッドがベストのチームになることを願っている。クラブのことを愛しているんだ。僕は過去を忘れるような人間じゃないんだよ」

 さらに、ロナウドは「彼らはすべてを再建する必要があるというのが僕の意見だ」と話している。

「クラブには再建するための時間が必要だ。まだ世界最高のクラブのひとつだけど、変化が必要なんだよ。彼らはそれが唯一の道だと理解している。だから彼らはクラブ構造、インフラなど、すべてを再び変え始めているんだ。オーナーとクラブは練習場に投資している。だからうれしいよ」

「未来は明るいと信じている。でも、タレントに頼ってはいけない。底辺から再建しなければいけないんだ。そうじゃなければ、競うことはできない。不可能だろう」

 かつてロナウドと戦ったOBのルート・ファン・ニステルローイがスタッフとして入閣したことは朗報かもしれない。ロナウドは「テン・ハーフがルートの言うことに耳を貸せば、助けになれる」と述べた。

「大きな助けになれると思う。クラブを知っているからね。クラブはかつていた人たちに耳を傾けるべきだ。君(ファーディナンド)やロイ・キーン、ポール・スコールズ、ガリー・ネビル、サー・アレックス・ファーガソン。オフィスで働く人じゃない。知識なしにクラブ再建はできないんだ」

「サッカーを理解しているのは、そのドレッシングルームにいた人たちだ。選手たちの扱い方を知っている。だからルートは助けになると思う。クラブの内部にいたからだ。彼はクラブを知っている。ファンを知っている。監督が彼の話を聞くなら、彼らは少しクラブを改善できると思う」

 ユナイテッドはロナウドが望むような姿に変わるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部