【大学サッカー】もう一つの大学サッカー、「マガ杯」。ダークホースが不敵に頂点を狙う【大会2日目レポート】

AI要約

マガ杯で優勝を狙う明治学院大学白金FCと東北学院大学Liberoが注目を集める。

両チームは予選リーグを全勝で通過し、実力と意気込みを持ってトーナメントに臨む。

決勝トーナメントの準備が整い、8日に1回戦と2回戦が行われベスト8が決定する。

【大学サッカー】もう一つの大学サッカー、「マガ杯」。ダークホースが不敵に頂点を狙う【大会2日目レポート】

 昨年王者の中大同好会を筆頭に、マガ杯優勝経験チームが順当に決勝トーナメントに進む中、虎視眈々と初優勝を狙う地チームがある。その代表格が、明治学院大学白金FCと東北学院大学リベロだ。

 明治学院大学白金FCは、予選リーグを3戦全勝で勝ち上がった。コロナ禍を挟んだここ数年、さまざまな事情によりマガ杯への出場はなく、久しぶりの帰還となった。今年出場している選手たちも、いくつ上の先輩がマガ杯に出ていたかは分からないという。しかし実力は折り紙つき。マガ杯の前哨戦とも言える春のカップ戦で準優勝という結果を残しているのだ。チームの代表・青木康介はマガ杯に向けて意気込む。

「自分は1、2年の時はマガ杯に出ませんでしたが、出たい気持ちはありました。やっぱり強いチームが出る大会。だから昨年からチームメイトに『来年は絶対出るから、1年かけて準備しよう』と伝えていました。個々の能力では他のチームと同じかそれ以上のものあります。今年のマガ杯にきた選手は、上手くなりたい、勝ちたいという気持ちが強い精鋭たち。ぜひ優勝して、マガ杯常連の強いチームから『白金FCは強い』って言われたいですね」

 東北学院大学Liberoも予選リーグは3戦全勝。昨年、初めてマガ杯に出場し、1・2年生のみのチームながら競合チームから金星を挙げるなど旋風を巻き起こしたが、ベスト16で惜しくも敗れている。今年は昨年を経験したメンバーに新たな1年生が加わり、スケールアップしてこの大会に臨んできた。チームの代表兼監督の合田貴満は胸を張って言う。

「昨年初めてマガ杯に出て、正直、他チームの応援であったり野次であったり、マガ杯の雰囲気に呑まれてしまった部分はありました。それで火がついて、今年は絶対リベンジしようと1年間、サッカーに集中してきました。今年は平常心で臨めるし、昨年よりもチームは走れる。優勝狙っています」

 この日の夜には全チームの代表者が集まり、明日9月8日からのトーナメント1回戦の相手を決める抽選が行なわれ、いよいよ順位決定トーナメントの準備が整った。決勝トーナメントは8日に1回戦と2回戦を消化し、マガ杯のベスト8が決定する。