卓球女子で和田なつきが金 シングルスで日本勢初 パラリンピック
AI要約
初出場の和田なつきが卓球女子シングルスで金メダルを獲得し、日本勢のシングルス制覇は男女を通じて初めて。
和田は世界ランキング1位のトルコ選手を破り、決勝では中立選手（NPA）との対戦で逆転勝ちを果たした。
和田は不登校から始まり、卓球で才能を開花させ、今年の世界ランキングは4位となるまでに成長した。
パリ・パラリンピック第9日の5日、卓球女子シングルス（知的障害）で初出場の和田なつき（21）=内田洋行=が金メダルを獲得した。日本勢のシングルス制覇は男女を通じて初めて。
準決勝で世界ランキング1位のトルコ選手を破り、決勝では個人資格の中立選手（NPA）として出場したロシア選手と対戦。第1ゲームを落としたものの、3―1で逆転勝ちした。
大阪府出身。小学3年から不登校になった。中学3年からダイエット目的で卓球教室に通い始め、才能が開花した。持ち前の集中力と相手に応じて戦い方を変えられる器用さを強みに、昨年、三つの国際大会で優勝。杭州アジアパラ大会も制してパリ・パラリンピックの切符をつかんだ。今年8月現在の世界ランキングは4位。
