「どうやったら取れるんだい?」ソフトバンク・モイネロが狙っている〝あの賞〟

AI要約

ソフトバンクは4年ぶりのリーグ優勝へ、首位を快走したまま9月戦線に突入した。8月6日に優勝へのマジックナンバー36が再点灯してからは足踏みもあったが、15まで減らした。

今季はここまで得点500がリーグ最多、失点326が同最少と投打ともにバランスの良い戦いを演じてきた。野手陣は柳田の離脱後は栗原、山川、近藤の強力クリーンアップが機能。投手陣は有原、モイネロの先発二枚看板を軸にリリーフ陣も充実している。

さらに見逃せないのは安定した守備力だ。45失策はリーグ最少。失策数だけでは一概に計れないが、今季はゴールデングラブ(GG)賞の行方にも注目が集まる。昨季チームでは一塁の中村晃と外野の近藤が獲得したが、今季は勢力図も変わってきそうだ。

「どうやったら取れるんだい?」ソフトバンク・モイネロが狙っている〝あの賞〟

【記者コラム/#タカ番24時】

 ソフトバンクは4年ぶりのリーグ優勝へ、首位を快走したまま9月戦線に突入した。8月6日に優勝へのマジックナンバー36が再点灯してからは足踏みもあったが、15まで減らした。

 今季はここまで得点500がリーグ最多、失点326が同最少と投打ともにバランスの良い戦いを演じてきた。野手陣は柳田の離脱後は栗原、山川、近藤の強力クリーンアップが機能。投手陣は有原、モイネロの先発二枚看板を軸にリリーフ陣も充実している。

 さらに見逃せないのは安定した守備力だ。45失策はリーグ最少。失策数だけでは一概に計れないが、今季はゴールデングラブ(GG)賞の行方にも注目が集まる。昨季チームでは一塁の中村晃と外野の近藤が獲得したが、今季は勢力図も変わってきそうだ。

 パの捕手は甲斐が返り咲きを狙う。昨季は若月(オリックス)に譲ったが、一昨年まで6年連続受賞だ。遊撃は源田(西武)がいるが、今宮は今季好プレーを見せており、巻き返しとなるか。三塁は宗(オリックス)が出場機会を減らす一方、栗原が安定感を増した。外野は万波(日本ハム)、辰己(楽天)に加え、昨季受賞の近藤、中堅に定着した周東も有力候補だ。

 注目はオリックス時代の昨年まで3年連続受賞だった山本(ドジャース)が抜けた投手部門だ。高い身体能力で好守も披露したモイネロは「GG賞はどうやったら取れるんだい? 結構いい守備をしていると思うんだけどね」とアピールした。投票権を持つ記者として、しっかり見極めたい。(小畑大悟)

(記録は1日現在)

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