「今後は未定なんですけど…夫のお世話を頑張りたい」主将でエースの古賀紗理那が現役引退会見【バレーボール女子日本代表】

AI要約

バレーボールのパリ五輪女子日本代表の主将でエースの古賀紗理那が引退会見を開き、家族への感謝と今後の未定を語った。

パリ五輪での敗退や悔しさについて振り返り、チームとしての努力を讃えた。

古賀は28歳までバレーボールに懸命に取り組み、数々の成功を収めた実績を持つ選手である。

「今後は未定なんですけど…夫のお世話を頑張りたい」主将でエースの古賀紗理那が現役引退会見【バレーボール女子日本代表】

 バレーボールのパリ五輪女子日本代表の主将でエースの古賀紗理那(NEC川崎)=熊本県大津町出身=が16日、東京都内のホテルで引退会見を開いた。「小さいころから家族の支えもあって、たくさんの方に指導いただきながらプレーしてこられた。感謝していますし、特に本当に家族にはたくさん支えてもらった。とても感謝しています」と話した。

 今後の活動については未定とし、これまでの豊富な試合経験などをバレーボール界へ還元したい思いも示した。私生活では2022年に男子日本代表の西田有志(大阪ブルテオン)も結婚しており、ともにパリの地でメダルを目指して戦った。「本当に今後の事は未定なんですけど、夫のお世話を頑張りたいなと思っています」とも話した。

 11日(日本時間12日)に閉幕した自身2度目の五輪となったパリ大会では1勝2敗で1次リーグ敗退。勝利した同リーグ第3戦のケニア戦が現役ラストマッチとなった。試合後には涙を見せるシーンもあった。「目標であるメダルには届かなかった。本当に悔しい。悔しかったんですけど、チームとして戦うためにずっと練習をしてきて、積み上げてきたものは少しも消えない。私を含めて、みんな本当に頑張った大会だった」と振り返った。

 古賀は7月9日に自身のインスタグラムで同五輪後に現役を退くと発表。「パリ五輪をもちまして現役を引退することにしました。パリ五輪にバレーボール人生の全てを懸けて戦います。バレーボールがうまくなりたいの一心で28歳まで続けることができました。全ての経験と出会いが今の私をつくってくれました」などと記していた。

 熊本信愛女学院高時代の2013年に日本代表に初選出され、NECでVリーグの最高殊勲選手賞を3度受賞。21年の東京五輪で初出場。