世界を制した柔道・角田夏実選手の「巴投げ」足の指を手のように使う?対戦相手が「分かっていてもキメられる」技の特徴は?【Nスタ解説】

AI要約

パリオリンピック™で日本の金メダル第1号を獲得した柔道の角田夏実選手に、スタジオにお越しいただきました。

■日本勢 金メダル第1号 伝家の宝刀 「巴投げ」で掴んだ頂点

井上貴博キャスターとホラン千秋キャスターが角田夏実選手に対し、試合内容や必殺技“巴投げ”についてインタビューを行っています。

世界を制した柔道・角田夏実選手の「巴投げ」足の指を手のように使う?対戦相手が「分かっていてもキメられる」技の特徴は?【Nスタ解説】

パリオリンピック™で日本の金メダル第1号を獲得した柔道の角田夏実選手に、スタジオにお越しいただきました。

■日本勢 金メダル第1号 伝家の宝刀 「巴投げ」で掴んだ頂点

井上貴博キャスター:

パリオリンピックで、日本勢の金メダル第1号となった柔道女子48キロ級の角田夏実選手。必殺技“巴投げ”は対戦相手から「分かっていてもキメられる」といわれています。

【“必殺の巴投げ”で金メダル第1号】

・2回戦(45秒)巴投げ 腕ひしぎ十字固め

・3回戦(1分8秒)巴投げ 腕ひしぎ十字固め

・準々決勝(1分)巴投げ

・準決勝(6分55秒)反則勝ち

・決勝(4分)巴投げ

柔道混合団体戦で日本は決勝でフランスと対戦し、角田選手は2階級上(57キロ級)のシジク選手を相手に巴投げで一本勝ちを決めました。階級が上の人との対戦はけがのリスクもあると思いますが、怖くなったりしませんでしたか?

角田夏実選手:

すごく怖くて試合前に足が震えて、どうしようかなと思いました。

ホラン千秋キャスター:

階級が違うと、投げたくても投げられないということもありますか?

角田夏実選手:

腕力だけで持ち上げられてしまうこともあります。

相手が受けてくれたら、100キロくらいは投げることはできます。

■世界制した「巴投げ」 特徴は?

井上キャスター:

角田選手の巴投げの特徴を教えてください。

角田夏実選手:

通常の巴投げは相手の下にもぐりこみ、片足で相手を蹴り上げます。

しかし、私は各国の選手に対策をされてしまっているので、通常のように投げることができません。

巴投げをかけようとすると、相手選手は技を受けられないようにグッと力入れてこらえるのですが、そこを私は両足で持ち上げ、逃げようとする相手選手を横に投げます。

井上キャスター:

両足を使うように改良をしたのですか?

角田夏実選手:

そうですね。両足で挟んだり、コントロールして、重心がかかっている方に落としたりしています。

対策をされてしまって「投げられない」、「ここからもう少し持ち上げたい」というときは、逆の足を使ってそのまま後転する勢いで投げています。