大谷翔平、不得意だった「カウント2ストライク」から35号2ラン 地元実況は手のひら返し「カウントがいくつであれ、フルスイングして!」

AI要約

大谷翔平選手が、地元のパイレーツ戦で35号2ランを放つ活躍を見せた。

大谷は2ストライクからの打撃が苦手だったが、3回の第2打席で絶好の一発を放ち、チームをリードに導いた。

カウント2ストライクでの打率やホームラン数など、大谷の数字を交えながら、投手が大谷とどう戦っているかが解説される中、大谷が勝利に貢献した瞬間が描かれた。

大谷翔平、不得意だった「カウント2ストライク」から35号2ラン 地元実況は手のひら返し「カウントがいくつであれ、フルスイングして!」

◇9日(日本時間10日)MLB ドジャース―パイレーツ(ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手(30)は、地元のパイレーツ戦で3回に35号2ランを放った。試合は6回まで終了した時点で大谷は4打数1安打、2打点。ドジャースが9―4でリードしている。

 絶不調だった『カウント2ストライク』から、ようやく会心の一打が飛び出した。3回1死一塁、大谷の第2打席。地元中継局スポーツネットLAのジョー・デービス実況は「第1打席は直球を3球連続で空振りし、三振しました。これでカウント2ストライクは直近48打数で1安打。絶好調だった6月は追い込まれてからスイングをコンパクトにし、空振りを減らしていましたが、もうそれをやっていません」と語った。

 同局もそれに合わせ、「直近25試合はカウント2ストライクで打率・021(48打数1安打)、28三振」というデータを紹介。すると、オーレル・ハーシュハイザー解説者は「第1打席もそうだったが、ロバーツ監督が心配するのは、内角高めの直球や低めボール球の変化球をスイングしているときだ。2ストライクから大谷とストライクゾーンで勝負したい投手などいないから、それらのボール球を見逃せれば、自分優位のカウントに戻せるんだが…」と、不安そうな声音だった。

 だが、その直後にカウント1―2から内角低めのスライダーをバックスクリーン右に運ぶ35号2ラン。同実況は「『majestic(壮大な)』ホームランだ! ストライクカウントがいくつであれ、フルスイングしてくれ!」と、手のひら返しだった。

 シーズン全体だと、大谷はこの日の試合前までカウント2ストライクで打率1割8分7厘(241打数45安打)、9本塁打をマークしている。