東京金の橋本大輝、堂々「前王者」の振る舞い 新王者を祝福しその後に涙「心を動かすものをもらえた」【パリオリンピック】

AI要約

2021年東京五輪の体操男子個人総合で金メダルを獲得した橋本大輝(22)が6位に終わる。

橋本は最後まで前王者として振る舞い、岡慎之助の優勝を喜ぶも、涙を流し手で顔を覆った。

橋本は右手中指の怪我にも苦しんだが、団体金メダルを含む2つ目の五輪メダル獲得に感慨深げ。

東京金の橋本大輝、堂々「前王者」の振る舞い 新王者を祝福しその後に涙「心を動かすものをもらえた」【パリオリンピック】

◇31日 パリ五輪 体操男子個人総合(ベルシー・アリーナ)

 2021年東京五輪のこの種目で金メダルを獲得した橋本大輝(22)=セントラルスポーツ=は6位だった。

 橋本は最後まで前王者として振る舞った。優勝した岡慎之助(徳洲会)の金メダルを共に喜び、日本の応援団が集まるスタンドまで新王者を誘導した。しかし、送り出した後、涙を流して、手で顔を覆った。5月に右手中指の靱帯(じんたい)を損傷。この日も「6種目できるかが一番不安だった」と吐露した。2度目の五輪のメダルは団体総合の金で終止符。涙ながらに「成長できなかった自分もいるけど、みんなのために団体金メダルを取ることができた。次の糧になる心を動かすものをもらえたので本当に幸せです」と話した。