支度部屋で空調不具合 関脇・阿炎を暑さから救った救世主とは…貴景勝をはたき込んで6勝目

AI要約

関脇・阿炎が大関・貴景勝を破り、6勝目を挙げた。際どい相撲を制して勝利を収める。

支度部屋の空調不具合で暑い中、阿炎は小型扇風機を使用し、熱中症予防に配慮した。

暑さに負けない体調管理を心掛け、土俵に上がる阿炎の取組姿勢に注目が集まる。

支度部屋で空調不具合 関脇・阿炎を暑さから救った救世主とは…貴景勝をはたき込んで6勝目

◆大相撲 ▽名古屋場所10日目(23日・ドルフィンズアリーナ)

 関脇・阿炎(錣山)が大関・貴景勝(常盤山)を破り、6勝目を挙げた。相手の低い当たりを呼び込んでしまい、土俵際ではたき込むも軍配は大関に。しかし物言いの末に、軍配が差し替えられ、4連勝とした。「(残っていた感覚は)一応あった。どうなるかなと思った。実際どうなっていたかわからない」と際どい相撲を制した。

 この日の支度部屋は空調の不具合で冷気が行き通りにくく、湿った夏の暑さが漂っていた。「暑い」と口にする力士が多い中、阿炎の前には小型の扇風機が置かれていた。初日に東前頭5枚目・阿武咲(阿武松)が使用している姿を見て、すぐに注文。手元に届くまでに時間がかかったが、10日目の空調の不調というタイミングでの初使用となった。

 この日は支度部屋の暑さも考慮して取組前は軽めの四股のみで調整。「暑くなるとだるくなる。疲れには慣れてますから。ケガはしたくないので」と自身の体と相談しながら土俵に上がる。