Jリーグ入りもあるか!? 今夏フリーとなった30歳以上の名選手(3)日本代表を封じた男! 試合勘なくてもへっちゃら?

AI要約

ケイラー・ナバスは30歳以上のフリー選手の一人であり、現在クラブと契約を結んでいない状態だ。彼の経歴や実績、そして今後の可能性について紹介されている。

ナバスはレアル・マドリードやパリ・サンジェルマンなどでプレーした実績を持ち、ブラジルワールドカップでも活躍した。その守備力やセーブ能力は高く評価されている。

2023/24シーズンは活躍の場が限られていたが、過去の実績やワールドカップでの経験から、新たなクラブでの活躍が期待されている。

Jリーグ入りもあるか!? 今夏フリーとなった30歳以上の名選手(3)日本代表を封じた男! 試合勘なくてもへっちゃら?

 7月1日を迎えたことで、欧州サッカーは暦の上では2024/25シーズンを迎えた。新シーズンへと移り変わる中で、2023/24シーズン限りで所属クラブを契約満了となり「無所属」となった選手もいる。今回は、現在フリーの30歳以上の選手をピックアップして紹介する(データは7月3日現在)。

GK:ケイラー・ナバス(元コスタリカ代表)

生年月日:1986年12月15日

前所属:パリ・サンジェルマン(フランス)

23/24シーズン成績:4試合6失点

 2022年に行われたカタールワールドカップで日本代表の前に立ちはだかったケイラー・ナバスも今夏に無所属となる。現在37歳と大ベテランと呼ばれる年齢に差し掛かっているが、その実績と実力は申し分ない。

 彼が最初に注目を集めたのがレバンテに所属していた2013/14シーズンだろう。前年に57失点、翌年に67失点を喫したクラブでナバスは37試合で39失点と大奮闘。セーブ数とセーブ率でトップに立つと、シーズン終了後に行われたブラジルワールドカップで大活躍。一気に世界的な選手に上り詰めてレアル・マドリードへと引き抜かれた。

 レアル・マドリードではイケル・カシージャスやティボー・クルトワら世界的名手とポジションを争いながらも公式戦162試合に出場。2019年夏に移籍したパリ・サンジェルマンでも後にジャンルイジ・ドンナルンマが加入したが、彼とも熾烈なポジション争いを繰り広げた。

 ナバスはブラジル代表GKエデルソンやアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスのように、11人目のフィールドプレイヤーとして振舞える現代的なGKではないが、シュートストップの才能は随一だ。2023/24シーズンはリーグ戦4試合とあまり出番がなかったが、2022/23シーズンの後半戦にはローン移籍先のノッティンガム・フォレストで自らの実力を証明するビッグセーブを連発した。

 懸念点があるとすれば2023/24シーズンに公式戦6試合の出場に留まったことだが、試合勘に関してはそこまで問題ではないだろう。というのも、日本代表を苦しめたワールドカップの直前もナバスは全く公式戦に出ておらず、本大会が2022/23シーズンで初出場だった。それであれだけのパフォーマンスを披露できるのであれば、次なる新天地での活躍も十分に期待できる。