裁判闘争の世界147位が「パリ五輪」行き決める 「8強無理」と出場認めぬ自国ルールに反発

AI要約

オランダのユースト・ラウテンが裁判の末にパリ五輪出場を勝ち取った。2日、自身のインスタグラムで明かした。

欧州ツアー6勝で38歳のラウテンは、世界ランキングに基づく五輪ランキングで出場権を獲得していたが、オランダのオリンピック委員会とスポーツ連盟によって出場を拒否された。裁判の結果、出場が認められた。

他にも条件を満たしていた選手が出場を見送られた中、女子のアン・バンダムは出場が認可された。一方、ニュージーランドのモモカ・コボリは五輪出場が許可されなかった。

裁判闘争の世界147位が「パリ五輪」行き決める 「8強無理」と出場認めぬ自国ルールに反発

オランダのユースト・ラウテンが裁判の末にパリ五輪出場を勝ち取った。2日、自身のインスタグラムで明かした。

欧州ツアー6勝で38歳のラウテンは、世界ランキング(WR)に基づく五輪ランキング(OR)で60人の出場権が決まる6月17日時点(女子は24日時点)において、WR147位、OR40位となり出場資格を満たしていた。しかし、米ゴルフダイジェストによると、オランダのオリンピック委員会(NOC)、スポーツ連盟(NSF)は独自に定める“トップ8に入れる可能性がある選手を派遣する”という基準を満たさないとして、ラウテンの出場を拒否した。

ラウテンはこれに対して裁判を起こし、オランダの裁判所は2日に「出場できる」と決定。ラウテンはインスタグラム|https://www.instagram.com/p/C87Gx6uNN5B/}}に「わたしは裁判に勝った」と投稿した。同じ理由で出場を見送るとされていたOR50位(WR237位)のダリウス・ファンドリエル、女子でOR58位(WR302位)のデビ・ウェバーの出場については明らかにされていない。

NOC、NSFから唯一出場許可が降りていたのは女子のアン・バンダム。OR 34位(WR108位)だが、昨年の欧州女子ツアーでの戦績を評価されて“8位以内に入る可能性がある選手”と判定されていた。

また、英国のゴルフサイト・バンカードは、ニュージーランドの女子でOR16位のリディア・コーに次ぐ2番手、55位(WR293位)で長野県出身のモモカ・コボリが、自国の五輪委員会から“パリ行きはない”と告げられたと報じている。