大谷翔平、実況絶叫!摩天楼弾 シーズン50発ペース到達 打率もトップで2冠キープ

AI要約

ドジャースの大谷翔平選手がジャイアンツ戦で26号本塁打を放ち、チームを勝利に導く

大谷選手は最近12試合で9本塁打を記録し、打点記録も更新

大谷選手の活躍により、ドジャースは延長十一回の激戦を制し、勝利を収めた

大谷翔平、実況絶叫!摩天楼弾 シーズン50発ペース到達 打率もトップで2冠キープ

ジャイアンツ7-14ドジャース=タイブレーク延長十一回(29日=日本時間30日、サンフランシスコ)米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(29)はジャイアンツ戦に「1番・DH」で出場し、三回に2試合ぶりの本塁打となる26号ソロを放ち、4打数1安打1打点だった。高々と舞い上がった打球に米実況は「摩天楼のようだ(スカイスクレイピング)」と絶叫。最近12試合で9本塁打となり、シーズン50本塁打ペースとなった。(竹濱江利子通信員)

打球角度35度。最高130フィート(約40メートル)まで舞い上がった打球を見つめながら、ゆっくりと走り出した。1-1の三回1死。大谷は敵地の中堅フェンスを越える26号ソロを放ち、全米中継したFOXスポーツの実況は「摩天楼のようだ(スカイスクレイピング)」と絶叫した。

「最高だった。前にも話したが右中間、左中間と遠くに飛ばせるとき、翔平は絶好調だ。また打点を稼いでくれたから、今日から新しい連続記録が始まるね」

試合後は取材対応のなかった大谷に代わり、ロバーツ監督が絶賛した。前日は1安打したが、球団新記録だった打点記録が10試合連続で途絶えていた。2試合ぶりの一発で打線を活気づけ、チームは延長十一回、14―7で勝利した。

ジャイアンツはこの日、救援陣でつなぐ「ブルペンデー」で臨んだ。大谷は2番手の右腕ハワードの失投を逃さなかった。6月の球団記録で歴代3位となる12本目。やや上がりすぎたが、風速5メートルの追い風に乗り、打球速度109・7マイル(約177キロ)、飛距離412フィート(約126メートル)で柵越え。前日はボールゾーンをストライク判定されるなど不運だったが、この日は天が味方した。

直近12試合で9本塁打と量産態勢だ。チーム84試合目での26本塁打は年間50本ペース。2021年に記録した自己最多46本を上回る。メジャー通算500打点まで1、通算200本塁打まで3とした。ナ・リーグトップを独走する26号で2位のオズナ(ブレーブス)に5本差をつけ、打率・321と合わせて2冠。62打点は1位のオズナまで5差につけている。

3万9663人の大観衆で埋まったオラクル・パーク。来場者2万人に「BEAT LA(ドジャースを倒せ)」のロゴがデザインされたアロハシャツが配られ、同地区のライバル対決を煽った。今季最長3時間45分の激戦。延長十回の守備では中堅手を二遊間へ移動させる内野5人シフトを敷いた。