ハフェルツかフュルクルクか デンマーク戦でカギとなるドイツのストライカー問題

AI要約

ユリアン・ナーゲルスマン監督が、ドイツ代表のハフェルツとフュルクルクの起用法について注目されている。

両選手の能力や戦術が話題となっており、先発起用に関する議論が続いている。

ドイツ代表内での考え方の違いや、決断を下すナーゲルスマン監督の姿勢に注目が集まっている。

ハフェルツかフュルクルクか デンマーク戦でカギとなるドイツのストライカー問題

29日(現地時間)、EURO2024グループAを首位通過したドイツは、決勝トーナメント1回戦でデンマークと対戦する。

デンマーク戦を前に、ドイツでは指揮官のユリアン・ナーゲルスマン監督が前線の1トップの位置にカイ・ハフェルツ(アーセナル)とニクラス・フュルクルク(ボルシア・ドルトムント)のどちらを先発起用するのかに注目が集まっている。

グループステージでは3試合全てでハフェルツが先発し、同選手は初戦のスコットランド戦でペナルティキックからゴールを記録。対するフュルクルクは、ここまでの3試合で計73分間の出場時間で2ゴールを決めていて、限られた時間内でしっかりと結果を出していることから、フュルクルクを先発起用すべきとの声も出始めている。ドイツ紙『Bild』が読者に実施したアンケートでは、回答者の90%以上がフュルクルクの先発を支持するという結果も出ている。

両選手の起用法について、ナーゲルスマン監督もスタッフのサンドロ・ワーグナーコーチらと議論を重ねていると『Bild』は伝えている。同紙によると、フュルクルクとハフェルツを入れ替えるだけでなく、フュルクルクを1トップ、ハフェルツをその1列下の中盤の位置に配して両者の共存を図るプランも検討されているようだが、その場合にはジャマル・ムシアラ(バイエルン・ミュンヘン)、イルカイ・ギュンドアン(バルセロナ)、フロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン)のうちだれか一人を先発メンバーから外す必要があるため、まだ結論は出ていないようだ。

こうした中、ドイツ代表のスポーツディレクターを務めるルディ・フェラー氏は、引き続きハフェルツを先発で起用すべきとの考えを『Bild』の取材に対して明かしている。

「フュレ(フュルクルク)のパフォーマンスは素晴らしい。これまでの出場時間内で信じられないようなペースでゴールを決めているからね。しかしながらカイ・ハフェルツも卓越したフットボーラーであり、ペナルティキック以外の得点がなくてもチームにとっては重要な選手だ。彼はクラシカルなタイプのセンターフォワードではないが、彼なりのプレイスタイルで素晴らしいパフォーマンスを見せてくれている」

果たしてナーゲルスマン監督はどのような決断を下すのだろうか。