アーセナルの優先ターゲットは“6番”タイプ?候補2人を現地記者が分析「理由は容易に想像できる」

AI要約

アーセナルは今夏の補強ターゲットを考え、中盤とストライカーの補強を最優先としている。

RBライプツィヒFWシェシュコの獲得は難しくなり、代わりに中盤補強を検討中。

有力ターゲットは、スビメンディとネヴェスであり、両者はアーセナルにとって有望な選手として挙げられている。

アーセナルの優先ターゲットは“6番”タイプ?候補2人を現地記者が分析「理由は容易に想像できる」

今夏のアーセナルの補強ターゲットについて、有力メディア『The Athletic』が分析している。

2シーズン連続で2位に終わり、プレミアリーグ優勝にまたも届かなかったアーセナル。悲願達成へ向けて今夏の移籍市場でも補強に動くことが伝えられており、中でもRBライプツィヒFWベンヤミン・シェシュコの獲得に動いていると報じられていた。しかし12日、ライプツィヒはシェシュコとの契約を2029年まで延長したことを発表している。

そうした中、『The Athletic』は「近年アーセナルのチーム編成には明確な戦略がある」とし、3年前の夏から昨夏までのプランを振り返った。

「タイトルを狙うチームになるための第一歩は、2021年夏に23歳以下の選手6人(マルティン・ウーデゴール、冨安健洋、アーロン・ラムズデール、ベン・ホワイト、ヌーノ・タヴァレス、サンビ=ロコンガ)と契約したことだった。これは既存の選手とともに成長を願っての補強だ。続く2022年夏は経験値と新たなレベルに達することを重視し、ガブリエウ・ジェズスとオレクサンドル・ジンチェンコが加入。さらに昨夏は、違いを生み出す存在としてデクラン・ライスが加わっている」

その上で、今夏の補強については「それほど固まっていない。中盤とストライカーは補強が最も期待されるポジション。ストライカーはシェシュコが第1候補だったがライプツィヒと契約延長したため、今は中盤の強化を優先としている。ライスを補う選手を探しており、8番タイプよりも6番タイプが魅力的と考えている」と指摘。そして、マルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ)とジョアン・ネヴェス(ベンフィカ)がターゲットになっていることを伝えている。

同メディアは、ターゲットとされる両選手の特徴を分析。その上で比較している。

「スビメンディはトーマス・パーティの負傷の懸念(過去2シーズンで40試合欠場)やジョルジーニョの契約が残り1年であることを考えると、アーセナルがより必要とするプロフィールだ。伝統的な6番であり、ライスが8番の役割でより自由にプレーができる」

「一方のネヴェスは、複数ポジションでプレーが可能な世代を代表する選手になるだろう。タックルやチャレンジは積極的であり、守備の役割を果たしながらもゴールを脅かす選手でもある。プレミアリーグの激しさに適応するためフィジカル的な成長は必要だが、まだ若い。最初はイングランドに適応する時間が与えられ、最終的にスタメンを勝ち取るだろう」

「すべての面で、両者は有望な選手。アーセナルが興味を持つ理由は容易に想像できるはずだ」