桜井心那、全米女子OPで笹生優花らに刺激「こういうスイングがいいんだなと再確認」

AI要約

昨年大会でツアー初優勝を果たした桜井心那が最終調整中。過去の成績や今季の戦いについて明るい姿勢を見せる。

全米女子オープンでの経験やトップ選手たちとの出会いが、桜井のスイング改善につながった。ディフェンディングチャンピオンとしての気持ちも高まっている。

20歳の桜井は、昨年の成功を思い出しながら新たな挑戦に臨んでおり、復調を果たすための意欲を見せている。

桜井心那、全米女子OPで笹生優花らに刺激「こういうスイングがいいんだなと再確認」

◆女子プロゴルフツアー 資生堂レディス プロアマ戦(26日、神奈川・戸塚CC=6697ヤード、パー72)

 昨年大会でツアー初優勝を挙げた桜井心那(ここな、ニトリ)が最終調整した。昨季はこの大会から4勝を積み重ねたが、今季は15試合中予選落ちが7度と苦戦中。前週も予選落ちとなったが、「コースが自分に合っているとは感じないので、あまり気にしていない。調子はいい」と明るく答えた。

 4週前には全米女子オープンに初出場。世界ランク1位のネリー・コルダ(米国)、優勝の笹生優花や、憧れのキム・ヒョージュ(韓国)のプレーに刺激を受けたという。「スイングがすごい。これは曲がらないというスイング。みんないいトップをしていて、基本が一貫してこういうスイングがいいんだなと再確認した」。今季のフェアウェーキープ率は53・75%で91位。持ち味のドライバーに悩んでいたが、トップレベルの選手を目の当たりにし、復調のきっかけをつかんだ。

 ディフェンディングチャンピオンとして試合に出場するのは、今回が初めて。「皆さんも注目してくれる。盛り上げていいプレーをして、いっぱい声援を浴びたい」と大会を楽しみにしている様子。コースを回っていて昨年を思い出すことも多々あった。「バックナインは毎ホール覚えている。昨年はドライバーとパターで勝った感じなので、いいイメージがある。今週はドライバーが振れている」とうなずいた20歳。2022年に下部ツアー史上初の5勝をマークし、賞金女王に輝いた際も初優勝は6月だった。今年も梅雨時から快進撃を見せる。