プロ注目の最速153キロ右腕・川勝空人、リリーフで3イニング無失点  右肘の不調から実戦復帰したばかり「まだまだ」【高校野球】

AI要約

生光学園高と神戸弘陵の練習試合で、注目の最速153キロ右腕の川勝投手が好投し、ストレートを中心に打者を抑えた。

川勝は春に右肘の不調に見舞われていたが、実戦復帰し、まだ課題を残すものの、今後の成長に期待がかかる。

村上との投げ合いから刺激を受けた川勝は、今後の成長に注目が集まっている。

プロ注目の最速153キロ右腕・川勝空人、リリーフで3イニング無失点  右肘の不調から実戦復帰したばかり「まだまだ」【高校野球】

◇25日 高校野球練習試合・生光学園0―1神戸弘陵=延長10回タイブレーク(兵庫県三木市・三木山総合運動公園野球場)

 プロ注目の最速153キロ右腕、生光学園高(徳島)の川勝空人投手(3年)は5回からリリーフで登板し、3イニングを1安打、1奪三振の無失点と好投した。

 この川勝と神戸弘陵の剛腕、村上が投げ合うとあってネット裏にはプロ野球10球団の幹部を含むスカウトが約40人集結。プロ入りを目指している川勝は「持ち味は真っすぐです」と言うように、この日最速152キロのストレートを中心にした投球で打者を打ち取った。

 春先に右肘の不調に見舞われており、最近になって実戦復帰したばかりの川勝は「まだまだ、という感じですね」と納得はできなかったようだ。「初球ストレートだったり(ストライクを)取れないのが課題ですね」と制球を反省する。

 180センチ、88キロの右投げ右打ち。昨夏は2年生エースとして150キロ超を計測し、一躍注目を浴びた。しかし準決勝へ進出も、鳴門に2―3の惜敗。昨秋の徳島大会は準決勝で池田に2―4で敗れ、3位決定戦では吉岡暖投手を擁して今春センバツ出場した阿南光に大敗し、四国地区大会出場を逃した。今春徳島大会は準決勝で池田に5―8で負けて”ベスト4の壁”を破れていない。

 同じくプロが注目する村上との投げ合ったことで、川勝は「村上投手は緩急の使い方がうまいなと思いました。見習いたい」と大きな刺激を受けた様子。最後の夏、初の甲子園に向けてどんどん状態を上げていくつもりだ。