【巨人】山崎伊織、自ら“援護”適時打 7試合連続QS決めた「初回から全力で」中13日で登板

AI要約

巨人山崎伊織投手が新潟で力強い投球を見せるも、試合を通しての激闘が続く。

山崎伊織投手は粘り強い投球で得点を許すも、自らも得点を挙げてチームを支える。

連続クオリティースタートを達成するなど、山崎伊織投手の存在感が際立つ試合となった。

【巨人】山崎伊織、自ら“援護”適時打 7試合連続QS決めた「初回から全力で」中13日で登板

<DeNA-巨人>◇25日◇ハードオフ新潟

 巨人山崎伊織投手(26)が“ご当地”で腕を振った。4月に鹿児島、ひたちなか、5月に富山、この日は新潟のマウンドに背番号19が上がった。ここまでの地方での3戦は3戦全勝も「入りがとても大事になってくると思うので、初回から先頭から全力で行ける準備をしていきたい」と立ち上がりから飛ばした。

 ベース板のコーナーを丁寧についた。カットボール、シュートの打者の手元で動く小さい変化を操った。4回までは無安打完全投球で滑り出した。1点リードの5回、先頭の牧に三塁線を破られて無死二塁。1死後に宮崎に中前適時打を許した。少し悔しそうに顔をゆがめたが動じない強さがある。

 こん身のガッツポーズはマウンド後方の二塁ベース上で決めた。7回1死二塁、中川虎の134キロフォークを右中間にはじき返した。門脇が犠打でつないだ得点機を自身の打撃で“援護”して貴重な追加点を奪った。盛り上がる三塁側ベンチに向かって両拳を突き上げた。

 リードして迎えた7回のマウンドにも当然のように向かった。7試合連続クオリティースタートを決め、文字通り先発陣の屋台骨を担っている。交流戦楽天戦から中13日での登板だった。少し早めの“夏休み”を「休む時は休んで、体もしっかり治療してもらって、気持ち入れて練習した。休んだ分、しっかりそれをピッチングにつなげたい」と有効に活用した。山崎伊が新潟で投げて、打って、走った。【為田聡史】