【KNOCK OUT】小笠原瑛作、目指すはONEムエタイ世界王座「9月の日本大会に出たい」ロッタン戦にも自信

AI要約

小笠原瑛作が過去の敗北からのリベンジを果たす試合で勝利し、ONEムエタイ世界王者の座を目指す意気込みを語る。

小笠原は自身の成長を感じながら、今後はスーパーレックやロッタンとの対戦にも自信を示す。

また、次の試合は9月のONE日本大会を希望し、KNOCK OUT代表もすでにONEとの本戦契約に向けて交渉中であることを明かす。

【KNOCK OUT】小笠原瑛作、目指すはONEムエタイ世界王座「9月の日本大会に出たい」ロッタン戦にも自信

 2024年6月23日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催された『KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”』の一夜明け会見が、24日(月)都内にて行われた。

 第13試合のスーパーファイトKNOCK OUT OFG-RED -58.5kg契約3分3R延長1Rで、デーングリアングライ・シンマーウィン(タイ/シンマーウィンジム)に判定3-0(30-28×3)で勝利した小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)が出席。前夜の試合を振り返った。

「去年から期間が空いての日本での試合。前回は負けてしまっていたので久々に日本のファンの皆さんに勝つ姿を見せられてホッとしました」

 試合については「ある程度イメージしていた作戦がほぼほぼハマったなって感じです。今回は冷静に戦えましたね。元々フィームーな技術的な選手でもうちょい苦戦するかなと、作戦がハマらないパターンも考えたいので、そこがすんなり通用したかなって。ONEでも活躍している選手だし、この前タイで王座も獲っているので、そこは改めて自分の実力はタイ人に通用するんだと自信になりました」とする。

「いつもだったらもっとぶんぶん振り回していたが、今回は無駄打ちがなく、しっかり当てていくことが出来た。今までは無駄な手数が多かったなと。しっかりと見て効かせるということが出来て、このキャリアに来てもまだまだ成長しているし、強くなれているなと思いました」と成長も感じられた。

 今後については改めて「ONEのベルトを獲りたい。KNOCK OUTはムエタイで言ったら日本の最高峰だと思っています。ここでONEのベルトを持って帰ってきたら世界の最高峰になると思っているし、そこまで引っ張っていきたいと思っています。ONEを見たら他にもいっぱい倒さないといけない選手がいるけれど、そこと競い合っていけるだけの実力はタイ人コーチに教わっているものは間違っていないし、通用すると確信に変わってきているので」と、日本人初のONEムエタイ世界王者になることと宣言。

 小笠原の階級にはスーパーレックやロッタンがおり、そのレベルでも勝てる自信はあるかと問われると「その2人とも計量がパス出来ていない試合があったり、実際は一階級上じゃないかなと思うところもある。この階級に留まっていられるのかって思うところもあります。ラジャとかルンピニーの元王者が絡んできて、タイトルマッチになる方が早いのかなっていうか。ロッタンとかは落とせるのかなって。同じ階級でやれるなら勝てるんじゃないかなと思っています」と、自信はあるが2人とも階級を上げるのではないかとした。

「どういう道のりがいいのか。9月にONE日本大会があるということで、今までムエタイ選手で出ている人がいないのでそこに僕は出たい。そこに推薦していただいてチャンスをつかんで。ONEはいきなりビッグマッチを組んでくれたり急にチャンスが巡ってくるので、それをつかみとりたい」と、日本大会でランキング入り出来るような強豪と戦いたいと希望。

 山口元気KNOCK OUT代表は「今朝も人を介してチャトリ代表とか周りの人と話をしています。この結果で本戦契約できるかと前向きに話しています。まだ決定ではないが、瑛作の去就は話をしています。なんらかの形で報告が出来ると思っています」と、すでにONEとは話し合いに入っていると明かした。