山下美夢有はメジャー自己最高2位で逆転パリ五輪切符獲得へ「まだまだ試合も続くので結果を出せるように」

AI要約

山下美夢有が全米女子プロ選手権で2位タイとなり、パリ五輪出場切符を確保。

山下は最終日最終組でプレーし、安定したショットとリカバリー能力を発揮。

山下は今後もショートゲームやアプローチの技術を向上させ、さらなる好成績を目指す意向。

山下美夢有はメジャー自己最高2位で逆転パリ五輪切符獲得へ「まだまだ試合も続くので結果を出せるように」

◆米女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米女子プロ選手権 最終日(23日、米ワシントン州サハリーCC=6731ヤード、パー72)

 2打差の2位から出た山下美夢有(みゆう、加賀電子)は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73と粘り、通算4アンダーでトップと3打差でメジャー自己最高となる2位タイで終えた。この結果、今週2オーバーの19位だった古江彩佳(富士通)を抜いて、前週時点の世界ランクで日本勢4番手の22位から、同2番手に浮上する見込み。パリ五輪出場切符を確実にした。

 山下はWOWOWのインタビューで「最終日最終組で、すごくたくさんのギャラリーの方がいて緊張はしたけど、楽しく一日プレーできた。今週ショットは安定していた。ショートゲームでもリカバリーできた。難しいピン位置に切ってあったが、うまくコースマネジメントして、プレーできた。(優勝した梁とは)シェブロン選手権の時に回らせてもらい、今日も一緒に回ることでエイミーさん(優勝者の英語名)もショットが安定していて、とくにショートゲームのリカバリーであったり、バーディーパットも決まっていて、いいリズムで回れたと思う。優勝を見られて、私自身も、もっともっと上位で戦えるようにこれからも頑張りたいと思った。手応えは、ショットはだいぶ安定しているのでそこは自信になったと思う。やっぱり、パター、アプローチの技術がまだまだ足りないと感じたのでそこを練習して、まだまだ試合も続くので結果を出せるように頑張りたい」とコメントした。

 この日は2番パー5で第3打を1・5メートルにつけてバーディーが先行。8番パー4で第3打をバンカーに入れ、4オン2パットのダブルボギーを喫した。後半は11番パー5で4メートル近くを沈め、バーディー。12、15番でともにグリーンを外してボギーとしたが、最終18番パー5、2メートルのバーディーパットを沈め、拍手を浴びてホールアウトした。プレーを終えていた渋野日向子(サントリー)の出迎えにうれしそうな表情を浮かべていた。