EURO2024でフォーデンに更なるステップアップを求めるセスク 「国を背負って大きな大会に臨む時なんだ」

AI要約

EURO2024でイングランドはセルビアとの初戦を1-0で勝利。ジュード・ベリンガムが得点したものの、追加点を奪えず苦戦。

フル出場したフィル・フォーデンには解説者から成長を求める声が上がっており、プレミアリーグで輝きを見せるもイングランド代表でのフィットに苦労している様子。

フォーデンが選手として更なる進化を遂げるためには、国を背負っての大会での成功が期待される。

EURO2024でフォーデンに更なるステップアップを求めるセスク 「国を背負って大きな大会に臨む時なんだ」

EURO2024でイングランドはセルビアとの初戦を勝利で飾った。しかし、試合内容は19分にジュード・ベリンガムがゴールを挙げ好調な出だしかと思われたが、その後に追加点を奪うことが出来ず、そのまま1-0で試合は終わった。イングランドが優勝候補に挙げられていることを考えると、この結果に眉をひそめるような意見も多く、得点を挙げたベリンガム以外の選手に対しては辛口な評価が付けられている。

その評価は今季のプレミアリーグで年間最優秀選手賞を受賞し、この試合は左サイドでフル出場したフィル・フォーデンも例外ではなかった。『BBC』の解説者を務めたセスク・ファブレガスは、「今こそステップアップする必要がある」と選手として成長することを求めた。『Daily Mail』が伝えている。

「考え方の問題だけか?いや、メンタリティーの問題だ。トレント(・アレクサンダー・アーノルド)のような選手、フォーデンのような選手、ベリンガムのような選手、(デクラン・)ライスのような選手が、ピッチのどこでもボールを保持できるクオリティーを持っていないとは言えない」

「チームのためにボールを保持し、違いを生み出せるだけの力があるかどうかだ。アクションを起こしたいか? プレッシャーの中でゴールを奪うことを楽しめるか?」

「後半に一度、深い位置でボールを持たせたが、少しプレスを受け始めるとすぐにフォーデンが40ヤードを待たずにシュートを打つのを見るようになった。トレントもそうだ。これは彼ららしくないプレイだよ」

「ここ15年、20年のトップ選手たちがそんな安易なプレイをするのを見たことがない。彼が成長するためには、ボールを保持して違いを生み出す必要がある。後半はちょっと物足りなかったという感想が正直なところだ。フォーデンのような選手は今こそステップアップする必要があると思う。国を背負って大きな大会に臨む時なんだ」

フォーデンは今季のマンチェスター・シティで眩いほどの輝きを放ちながら、イングランド代表ではチームへのフィットに苦労している様子が伺える。セルビア戦でも消えてしまっていた時間も多く、先制点の後は終始苦戦していたという評価がほとんどだ。

現在24歳のフォーデンが選手として更なる進化を遂げるためには、イングランド代表での成功も期待されるところだ。