那須川天心が世界上位ランカーと実戦トレ「完璧に近い状態に近づける」7・20世界ランカー対決

AI要約

無敗の格闘家でプロボクシングWBA世界バンタム級7位の那須川天心が転向4戦目に向け、上位ランカーとの実戦練習に入る。

那須川は同級でWBO3位、IBF4位のクリスチャン・メディナ、WBC世界スーパーバンタム級19位のヘスス・アレチガとの実戦トレーニングを積んでおり、意気込みを示している。

メディナとアレチガは強力な実力者であり、那須川は自身のスキルを高めるために集中して取り組んでいる。

 無敗の格闘家でプロボクシングWBA世界バンタム級7位の那須川天心(25=帝拳)が転向4戦目に向け、上位ランカーとの実戦練習に入る。7月20日、東京・両国国技館で同級4位ジョナサン・ロドリゲス(25=米国)とのバンタム級超契約体重10回戦を控え、練習パートナー2人が来日。那須川は同級でWBO3位、IBF4位のクリスチャン・メディナ(24)、WBC世界スーパーバンタム級19位のヘスス・アレチガ(24=ともにメキシコ)と17日、都内の所属ジムで合流した。

 18日以降に若きメキシカン2人との実戦トレに入る那須川は「今回は今までの試合で1番長い期間のスパーリングをやっています。すでに5月から週3(回)ぐらいでやっています。理由は今回、実戦の練習を多くすることでいかに試合に近いイメージでやっていけるのか、スパーできているか、ということを考えて、これからラウンド数も増えてくると思います」と所属ジムを通じ、強い意気込みを示した。

 特に元WBCユース同級王者のメディナは昨年8月、エディオンアリーナ大阪で現在IBF世界同級王者西田凌佑(六島)と同級挑戦者決定戦で対戦した上位ランカー。対戦相手だけでなく、スパーリング相手も「格上」ランカーと拳を交える那須川は「これまでやってきたことをしっかり出す、完璧に近い状態に近づけるために集中してやっていくつもりで、しかも今回は世界ランクの高い選手。そういった選手を相手にどういうボクシングができるか、というのも大事になってきます。自分自身、どんなスパーリングができるか楽しみ。しっかり考えて良いスパーリングにしたい」とテーマを掲げていた。

 アレチガも元NABF北米スーパーバンタム級王座の獲得経験がある実力者となる。2人は約1カ月滞在予定で、那須川は週3回ペースでスパーリングを重ねていく方針だという。