松山英樹、全米OP最難関コース攻略の一打に米驚き「ワオ!」 大会公式も「お手本を見せてくれた」

AI要約

米男子ゴルフのメジャー第3戦・全米オープンは、最終ラウンドで松山英樹が5位から6位に終わる結果となった。

松山は難しい13番ホールで見事なショットを披露し、バーディーを取得。大会屈指の難ホールに光を放った。

優勝はデシャンボーが2勝目を挙げたが、松山の活躍も注目を集めた。

松山英樹、全米OP最難関コース攻略の一打に米驚き「ワオ!」 大会公式も「お手本を見せてくれた」

 米男子ゴルフのメジャー第3戦・全米オープン(OP)は16日(日本時間17日)、ノースカロライナ州のパインハーストリゾート&CC(7548ヤード、パー70)で最終ラウンドが行われ、5位から出た松山英樹(LEXUS)は1バーディー、1ボギーの70と伸ばし切れず、通算2アンダーの6位フィニッシュとなった。メジャー2勝目には手が届かなかったものの、大会屈指の難ホールではスーパーショットでギャラリーを魅了。大会公式SNSは「お手本を見せてくれた」とつづって動画を公開している。

 狙い通りの一打だった。13番パー4は316ヤードとやや距離が短く、1オンを狙えるホール。松山はドライバーを振り抜くと、フォロースルーをとったまましばらくボールの行方を見守った。グングン伸びたボールは、グリーン手前の2つのバンカーの間にあるマウンド部分に着弾し、小さく跳ねて1オンに成功した。ここから2パットでバーディー。この日、自身唯一のバーディーとなった。

 全米オープン公式X(旧ツイッター)は動画を公開。動画内で解説者は松山が打った直後「いや、これは(グリーンには)乗らなさそうですね。右に行きすぎましたね」と一瞬諦めたが、実況はボールがマウンド部分に当たったのを見て「オー!バンカーを跳ね上がっていきました!」。解説者は「これも1つのやり方ですね。ワオ!」と驚いていた。

 投稿では「今日、ドライバーでグリーンに乗せられるパー4の13番ホールで、グリーンを捉えたのは2人だけ…」「ヒデキがお手本を見せてくれた」とつづられているように、この日の13番は全ホール中、最も難しいとされる「ランク18」。海外ファンからは「とても簡単そう」といったコメントが寄せられたが、松山の技術が詰まった価値あるバーディーだった。

 優勝は首位から出たブライソン・デシャンボー(米国)が一度はロリー・マキロイ(英国)に逆転されながら、終盤に再逆転して通算6アンダーで全米OP2勝目を挙げた。