バレー女子、石川が最多17得点 前戦の鬱憤晴らす活躍でファンに五輪切符の報告

AI要約

日本はセルビアに3―0で快勝して8勝目を挙げた。

石川は活躍し、日本代表にとって最高の形で五輪決定を報告した。

石川はフルセットでの敗北を晴らし、成長を見せた。波のない安定したプレーを目指す。

バレー女子、石川が最多17得点 前戦の鬱憤晴らす活躍でファンに五輪切符の報告

バレーボールのネーションズリーグ女子福岡大会第5日は15日、北九州市西日本総合展示場で1次リーグが行われ、日本はセルビアに3―0で快勝して8勝目(3敗)を挙げた。

五輪切符獲得が前日に決まって迎えた一戦。日本は3-0のストレートでセルビアを下し、国内のファンに最高の形で「五輪決定」を報告した。試合後のセレモニーで石川は「皆さんの前で勝つ姿を見せられてよかった」と満面の笑みを見せた。

前の試合の鬱憤を晴らすかのような活躍だった。レフトからの強烈なスパイクで日本最初の得点を挙げた石川は波に乗った。第1セット、23-22と1点差に迫られた場面では、バックアタックが炸裂(さくれつ)。第2セット以降も勢いは止まらずチーム最多の17得点を挙げた。

今季はイタリア1部リーグでプレー。最高峰のリーグで磨いた技術を日本代表に戻っても発揮し、古賀とともに点取り屋として奮闘してきた。

ただ、フルセットで敗れた13日のカナダ戦ではアタック決定率が低く、第2セット途中で交代。コートサイドからチームを鼓舞した。

その悔しさを見事に晴らした。「勝負どころで決め切らないといけないポジション。波のない安定したプレーをしていきたい」。パリの地で日本代表が飛躍するには伸び盛りの24歳の成長が欠かせない。(石原颯)