佐々木麟太郎 米デビュー戦での豪快弾に現地実況も衝撃「今夜、多くの観客が彼を認めただろう」

AI要約

花巻東(岩手)から米カリフォルニア州の名門・スタンフォード大に進学する佐々木麟太郎内野手(19)がMLBドラフトリーグの試合でデビューし、高校通算最多140本塁打の実力を見せた。

佐々木は2打席目でホームランを放ち、観客を魅了した。MLBドラフトリーグは2021年から始まり、有望な選手が参加している。

留学によりスタンフォード大に進学した佐々木は、既に野球部に所属し、野球と授業を両立している。

佐々木麟太郎 米デビュー戦での豪快弾に現地実況も衝撃「今夜、多くの観客が彼を認めただろう」

 花巻東(岩手)から米カリフォルニア州の名門・スタンフォード大に進学する佐々木麟太郎内野手(19)が11日(日本時間12日)、ドラフト候補の有望株が参加する「MLBドラフトリーグ」のトレントン・サンダーの一員として、フレデリック・キーズ戦に「4番・一塁」で先発出場。第2打席で本塁打を放ち、デビュー戦でいきなり高校通算最多140発の実力を示した。

 1-1の3回2死二塁の第2打席で2ストライクからの3球目、内角寄りの直球を振り抜くと、打球は大きな弧を描き、右翼フェンスを越えた。

 現地実況は「2ランホームランだ!リンタロウ・ササキが深い右翼に一発打ち込んだ!」と叫んだ。そして「今夜、多くの観客が彼を認めただろう」と続け「ボールを完全にとらえ、大きなアーチを描き、右翼の壁を越えた!」と衝撃を伝えた。

 MLBドラフトリーグは2021年に発足。今季は6チームが参加し、6月から80試合の日程を行う。前後期制で、前期(35試合)は7月に行われるドラフトを前に対象選手がレベルアップを目指し参加。後期(45試合)はアマ資格を失ったプロ選手が参加する。

 世界各国の有望選手を迎え入れる場所としても機能しており、昨年はウガンダ、チェコ、今年はオランダ、パキスタン、カナダなどからも選手が集まる。いわばメジャーへの登竜門となっている。

 佐々木は花巻東(岩手)で歴代最多の高校通算140本塁打を放ち、昨秋ドラフトの目玉として注目されたが、熟考の結果、米国への留学を決断。カリフォルニア州の名門・スタンフォード大に進学した。

 スタンフォード大への正式な入学は9月だが、3月の渡米後、既に野球部の一員としてトレーニングを続けて紅白戦などにも出場。同時に授業にも出席している。