【DeNA】石田裕「西舘が頑張っていたら僕も」中大同級生刺激にプロ1勝 活躍続けて「早く追い越したい」

AI要約

DeNAのドラフト5位・石田裕太郎投手が初勝利を挙げた。球団では20年ぶりの新人の初登板初先発勝利であり、横浜市出身のハマっ子がプロの一歩を踏み出した。

石田裕は同級生の存在や巨人のドラフト1位・西舘との関係から励みを得て、自身の投球スタイルを確立させるために努力してきた。

石田裕は、旧友である西舘の活躍が自身に刺激を与えており、同期よりも西舘の成功に追いつくことを目指して頑張っている。

【DeNA】石田裕「西舘が頑張っていたら僕も」中大同級生刺激にプロ1勝 活躍続けて「早く追い越したい」

◆日本生命セ・パ交流戦 DeNA8―5ソフトバンク(9日・横浜)

 DeNAのドラフト5位・石田裕太郎投手(22)が5回5安打1失点で初勝利を挙げた。新人の初登板初先発勝利は球団では20年坂本裕哉以来11人目。横浜市出身の生粋のハマっ子が思い出の地・ハマスタでプロの一歩を踏み出した。

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 同級生の存在が励みになっている。巨人のドラフト1位・西舘とは中大で4年間ともに過ごした。1年秋からベンチ入りするなど先に頭角を現したのは石田裕だ。それでも「最初に見た時に真っすぐじゃ勝てないと思った」と、実力差を痛感した。

 「タイプが違う」。西舘の球を見たことがきっかけとなり、自身のスタイルを確立させようと決意した。スライダーやシンカー、フォークなど変化球の精度を上げ、真っすぐは楽天・岸のように球速よりも、きれいな回転で伸びるものをイメージ。ライバルとは異なる武器を身につけた。

 同級生右腕は先に1軍デビューし、開幕10試合連続ホールド&初勝利もマーク。「おめでとう!」などと、連絡を取り合っている。「向こうは何とも思っていないと思うけど、西舘が頑張っていたら僕も頑張りたい。正直チームの同期より西舘の活躍がすごい刺激になっている。先発と中継ぎで違うけど、早く追いついて追い越したい」。旧友の存在が石田裕を成長させている。(DeNA担当・内藤 菜月)