ソフトバンク、2被弾で今季ワースト8失点 4番満塁弾&5番3ランに小久保監督「それに勝つのは無理ですね」

AI要約

DeNAがソフトバンクを8-5で下し、和田投手が初回満塁弾を浴びるなど苦戦した試合だった。

和田投手は中6日での登板で最速142キロにとどまる不調な投球を見せ、3回⅔でKOされた。

栗原選手の活躍もあり、DeNAは交流戦を4勝2敗で終え、本拠地での6連戦に備える。

ソフトバンク、2被弾で今季ワースト8失点 4番満塁弾&5番3ランに小久保監督「それに勝つのは無理ですね」

 ◆日本生命セ・パ交流戦 DeNA8―5ソフトバンク(9日、横浜)

 パ・リーグ最多37本塁打のソフトバンクが逆に一発攻勢でやられた。先発和田が初回無死満塁で牧に満塁弾を浴び、7回には4番手の藤井が筒香に3ランを被弾。今季最多8失点に小久保監督は「4番が満塁ホームラン、5番が3ラン。それに勝つのは無理ですね」と潔く負けを認めた。

 43歳の和田は今季初となる中6日での登板。「3日前のブルペンは良かった」と手応えを持って臨んだが、最速142キロにとどまった直球を含めて球に切れを欠いた。初回連打と四球で1アウトも取れず、牧に140キロの外角直球を左翼席に運ばれた。「タイミングも合っていたので、僕自身のボールが良くなかったのだろうなとは思う」。今季最短の3回⅔でKOした和田は反省した。

 完敗したものの栗原が7回に右前適時打、9回には4号ソロを放つなど最後まで戦う姿勢を貫いた。ビジター6連戦を4勝2敗と勝ち越し、11日からは交流戦の残り6戦を本拠地で戦う。「久しぶりに福岡で6試合なので、帰って頑張ります」と小久保監督。交流戦優勝を懸けてギアを入れ直す。(末継智章)