アルカラスが全仏OP初優勝 最年少で全サーフェスGS制覇

AI要約

全仏オープンテニス男子シングルス決勝が行われ、カルロス・アルカラスがアレクサンダー・ズベレフを破り初制覇を果たした。

アルカラスは苦しい展開を経て4時間19分の試合を制し、全てのサーフェースでグランドスラムを制する史上最年少記録を樹立した。

一方のズベレフは優勝を逃し、初のグランドスラム制覇はお預けとなった。

アルカラスが全仏OP初優勝 最年少で全サーフェスGS制覇

【AFP=時事】全仏オープンテニス(French Open 2024)は9日、男子シングルス決勝が行われ、大会第3シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)が第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)を6-3、2-6、5-7、6-1、6-2で下し、大会初制覇を果たした。

 アルカラスはセットカウント1-2とリードされ、けいれんにも苦しんだが、4時間19分の熱戦を制した。2022年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)と昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)でも優勝しており、21歳にして全てのサーフェースで四大大会(グランドスラム)を制すのは史上最年少の記録となった。これで来年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2025)でも優勝すれば、最年少での生涯グランドスラム達成となる。

 一方のズベレフは重要な局面でアルカラスに上回られ、初のグランドスラム優勝はお預けとなった。グランドスラムでは2020年の全米オープンでも決勝に進出していたが、その時もフルセットでドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)に敗れていた。

 試合はアルカラスが第1セットを先取すると、第2セットはズベレフが一方的な展開で取り返した。第3セットはアルカラスが先にブレークしたがサービングフォーザセットを落とし、ズベレフが5ゲーム連取で獲得。それでもアルカラスは第4セットをあっさり奪い返すと、最終第5セットでも2ブレークに成功して優勝を決めた。【翻訳編集】 AFPBB News