【クリアソン新宿】平日のティアモ枚方戦でJFL新記録1万6480人「カズ効果」の22年超え

AI要約

JFL史上最多観客動員記録更新の試合で、クリアソン新宿がFCティアモ枚方に1-4で敗れる。

クリアソン新宿は3年連続で国立で試合を行い、平日ナイトゲームでも1万人以上の観客を集める。

北嶋秀朗監督は試合への戦術について責任を負い、FCティアモ枚方監督は選手たちに楽しむことを伝えて臨んだ。

<JFL:クリアソン新宿1-4FCティアモ枚方>◇7日◇国立◇第11節

 J3昇格を目指すクリアソン新宿が、国立で行われたFCティアモ枚方戦でJFL史上最多観客動員記録を更新した。22年にカズ(三浦知良=57)を擁する鈴鹿ポイントゲッターズ(現アトレチコ鈴鹿)戦で記録した1万6218人を上回る、1万6480人が詰めかけた。

 新宿区をホームタウンとする同チームは3年連続での国立開催を実現。休日のデーゲームだった2年前は“カズ効果”も大きかったが、今回は平日ナイターに初挑戦して新記録を達成した。昨年の国立開催でも1万人超えを果たしており、3年連続で結果を残した。

 試合はFCティアモ枚方の前線からのプレスに苦しみ、1-4で大敗。チームを率いる北嶋秀朗監督(46)は、「大きなパワーを感じつつ戦ったのですが、結果的にみなさんをがっかりさせてしまった」と肩を落とした。相手のハイプレスを回避するために、普段とは異なる立ち位置を指示したが、うまくいかなかった。「選手を責めることができない。そういった決断をしたことを申し訳なく思っている。原因は自分にあると選手に伝えた。自分自身もこの失敗を体に刻んで次に進みたいと思いました」と責任を被った。

 勝ったFCティアモ枚方の二川孝広(43)監督は、大舞台を前に選手たちに「楽しむこと」と「普段やっていることを出すこと」と伝えて送り出したという。遠方まで駆けつけたサポーターと勝利を分かち合い「良いゲームになったなと思います」とうなずいた。【佐藤成】