【日本代表】武田修宏氏がミャンマー戦総括 2得点の中村敬斗を評価しつつ「チーム川崎も見たい」

AI要約

日本代表がミャンマー戦で5-0と圧勝。武田修宏氏はMF中村敬斗を高く評価。

中村が2得点を挙げ存在感を示し、堂安や小川も得点しアピール。鈴木唯人は苦しいデビューとなった。

武田氏は旗手の働きに注目し、川崎出身選手の同時先発に期待を寄せた。

【日本代表】武田修宏氏がミャンマー戦総括 2得点の中村敬斗を評価しつつ「チーム川崎も見たい」

 日本代表が6日の北中米W杯アジア2次予選ミャンマー戦(ヤンゴン)で5―0と圧勝。元日本代表FW武田修宏氏(56=本紙評論家)は、2得点のMF中村敬斗(23=スタッド・ランス)を高く評価した。

 日本はMF久保建英(レアル・ソシエダード)やDF冨安健洋(アーセナル)がベンチ外。その中で存在感を発揮したのが中村だ。前半17分に先制弾、後半アディショナルタイムにもダメ押し点を決めて2得点をマーク。新婚のMF堂安律(フライブルク)も前半34分に自ら〝祝砲〟となるゴールを上げ、FW小川航基(NEC)も2得点とアピールした。

 武田氏は、中村について「今日は良かったし、今までもスピードやシュート力で再三良いアピールをしてきている」。国際Aマッチ9戦8発と得点を量産しているが、同じ左サイドにはMF三笘薫(ブライトン)という絶対的な存在がいる。そのため「レギュラーを取るにはまだ時間がかかるし、イングランドやスペインなどもっと上のリーグに行ってどこまでやれるかが重要になる」とクラブでのステップアップを求めた。

 一方、途中交代でA代表初出場を果たしたMF鈴木唯人(ブレンビー)には「相手が引いてきたこともあり、ドリブルなど持ち味が出せず難しかった」。22歳の若武者はホロ苦デビューとなった。

 また、武田氏は先発したMF旗手怜央(セルティック)が機能したことに着目。「川崎出身の選手で固められそうだし〝チーム川崎〟も見てみたいね」。旗手のほか、三笘、DF谷口彰悟(アルラヤン)、MF守田英正(スポルティング)、DF板倉滉(ボルシアMG)、MF田中碧(デュッセルドルフ)が川崎出身。下部組織に所属していた久保も加え、川崎軍団の同時先発も期待した。

 消化試合とはいえ、今後の選択肢を広げる一戦となった。