冨安健洋&ティンバーがより重要な存在に?アーセナル、来季優勝へ向け有力メディアが分析

AI要約

アーセナルが新シーズンに向けて左サイドバックの重要性を指摘されている。

過去3シーズンの進化や予測不可能性が注目されており、ティンバーと冨安の起用が期待されている。

左サイドバックの存在がビルドアップや守備面での柔軟性をもたらすことが期待されている。

冨安健洋&ティンバーがより重要な存在に?アーセナル、来季優勝へ向け有力メディアが分析

新シーズンにおけるアーセナルの左サイドバックについて、『The Athletic』が分析している。

今季は20年ぶりのプレミアリーグ制覇へ向け、クラブ記録を更新するシーズン28勝を達成するなど躍進を見せたアーセナル。しかし、最終的に史上初の4連覇を達成したマンチェスター・シティに2ポイント及ばず、2シーズン連続の2位でフィニッシュ。悲願達成とはならなかった。

それでも来季の優勝へ向けた期待が高まる中で、『The Athletic』は「アーセナルは過去3シーズン、毎年進化を遂げてきた。勝ち点だけ見ても69→84→89と増加しているが、ピッチレベルでもミケル・アルテタ監督やスタッフの微調整と印象的な補強を続けている」と指摘。その上で、今季は大ケガによってシーズンの大半を欠場したユリエン・ティンバーが来季大きな役割を担う可能性を分析している。そして、冨安健洋を含めて左サイドバックが重要なポジションになると指摘した。

「アーセナルの進化の重要なテーマは、予測不可能性だ。これが前体制との最大の違い。オレクサンドル・ジンチェンコと冨安健洋の負傷によってその予測不可能性は完全に見ることができなかったが、ティンバーは新たなレベルに引き上げる可能性を感じさせている」

「冨安とティンバーは、サイドバックが内側に入りセンターバックがややワイドに開く動きにおける最も重要な存在だ。ティンバーはアヤックス時代にMFとしても活躍していたため中央で快適にプレーできるし、冨安は左サイドバックで主に左利きでプレーできるために異なる角度のパスが提供できる」

「もしティンバーと冨安が、今季もっと多くの時間でフィットしていれば、アーセナルがシーズン序盤からより流動的になっていたことは想像に難くない。2024-25シーズンを見据えると、ティンバーがボール保持時にもたらすものはすべて、ビルドアップだけでなく前線でもより柔軟で予測不可能になることを示している。そして両選手ともに、特に左サイドバックとしてみれば、他の選手よりも守備の強固さは上である」

2シーズン連続でライバルを前に涙をのんだアーセナル。悲願達成を目指す新シーズン、左サイドバックはより重要なポジションになるかもしれない。